生きる (映画) ミュージカル版

生きる (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 15:10 UTC 版)

生きる』(いきる)は、1952年に公開された日本映画である。監督黒澤明、主演は志村喬モノクロスタンダード、143分。東宝創立20周年記念映画。無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、胃癌で余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を求め、市民公園の整備に注ぐ姿が描かれている。


注釈

  1. ^ Sonderpreis des Senats von Berlin: Special Prize of the Senate of Berlin)。特別賞の名にある Senats von Berlin は、ベルリン市(州と同格の連邦構成主体である)の行政機関である[1]ベルリン#政治ドイツの地方行政区分も参照)。この機関の日本語訳には「ベルリン市参事会」「ベルリン参事会」「ベルリン州政府」等があり、この賞の名称の日本語訳にも揺れがある。
  2. ^ 日本では「銀熊賞」を受賞したとされることがあるが誤り[2]
  3. ^ あだ名は小田切とよが同僚に付けたもの。以下同じ。
  4. ^ 作中のセリフに基づく。脚本段階での坂井のあだ名は「にわとり」。
  5. ^ 国立映画アーカイブでは登山・安雙の役柄を「焼香の客」としているが誤り。

出典

  1. ^ 欧州諸都市の国際業務と執行体制等について” (pdf). 自治体国際化協会ロンドン事務所 (2014年2月). 2019年12月29日閲覧。
  2. ^ 山本英司「徒然映画日記 考えるネコ」第61回「生きる」
  3. ^ 生きる - 国立映画アーカイブ
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『生きる』台本(02) - 龍谷大学古典籍デジタルアーカイブ研究センター「黒澤明デジタルアーカイブ」
  5. ^ 都築政昭『黒澤明と『生きる』 ドキュメント・心に響く人間の尊厳』朝日ソノラマ、2003年2月、211-213頁。ISBN 9784257036708 
  6. ^ 藤川黎一『黒澤明vs.本木荘二郎 それは春の日の花と輝く』論創社、2012年4月、240頁。ISBN 9784846011321 
  7. ^ 研究会 2004, p. 36.
  8. ^ 橋本 2006, p. 81.
  9. ^ 橋本 2006, pp. 90–91.
  10. ^ 浜野保樹「解説・世界のクロサワと挫折―『生きる』」(大系2 2009, pp. 674–677)
  11. ^ 橋本 2006, p. 101.
  12. ^ a b 浜野保樹「黒澤明 関連年表」『大系黒澤明』第4巻、講談社、2009年4月、812頁、ISBN 9784062155786 
  13. ^ a b c d 「製作メモランダ」『全集黒澤明』第3巻、岩波書店、1988年1月、370頁、ISBN 9784000913232 
  14. ^ a b 丹野 1998, pp. 50–51.
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  46. ^ シネマトゥデイ (2004年9月15日). “ジム・シェリダン、『生きる』リメイクへ”. 2009年7月23日閲覧。
  47. ^ ZAKZAK (2004年9月13日). “黒澤「生きる」ハリウッド版リメーク”. 2009年7月23日閲覧。
  48. ^ 黒澤明 没後20年記念作品 ダイワハウス presents ミュージカル「生きる」 TBS赤坂ACTシアター
  49. ^ 黒澤映画「生きる」ミュージカル化、市村正親・鹿賀丈史がWキャスト主演 ステージ・ナタリー
  50. ^ 市村正親、鹿賀丈史主演ミュージカル『生きる』再演が開幕!今だからこそ響く“どんな時でも生き抜く力” エンタ・ステージ(2020年10月12日)
  51. ^ 今秋9月上演 ミュージカル『生きる』メインビジュアル&チケット・公演情報・イベントスケジュール解禁!【出演:市村正親/鹿賀丈史 演出:宮本亞門】” (2023年4月20日). 2024年2月29日閲覧。


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