生きる (映画)
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『生きる』(いきる)は、1952年に公開された日本映画である。監督は黒澤明、主演は志村喬。モノクロ、スタンダード、143分。東宝創立20周年記念映画。無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、胃癌で余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を求め、市民公園の整備に注ぐ姿が描かれている。
注釈
- ^ Sonderpreis des Senats von Berlin(英: Special Prize of the Senate of Berlin)。特別賞の名にある Senats von Berlin は、ベルリン市(州と同格の連邦構成主体である)の行政機関である[1](ベルリン#政治、ドイツの地方行政区分も参照)。この機関の日本語訳には「ベルリン市参事会」「ベルリン参事会」「ベルリン州政府」等があり、この賞の名称の日本語訳にも揺れがある。
- ^ 日本では「銀熊賞」を受賞したとされることがあるが誤り[2]。
- ^ あだ名は小田切とよが同僚に付けたもの。以下同じ。
- ^ 作中のセリフに基づく。脚本段階での坂井のあだ名は「にわとり」。
- ^ 国立映画アーカイブでは登山・安雙の役柄を「焼香の客」としているが誤り。
出典
- ^ “欧州諸都市の国際業務と執行体制等について” (pdf). 自治体国際化協会ロンドン事務所 (2014年2月). 2019年12月29日閲覧。
- ^ 山本英司「徒然映画日記 考えるネコ」第61回「生きる」
- ^ 生きる - 国立映画アーカイブ
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『生きる』台本(02) - 龍谷大学古典籍デジタルアーカイブ研究センター「黒澤明デジタルアーカイブ」
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- ^ 藤川黎一『黒澤明vs.本木荘二郎 それは春の日の花と輝く』論創社、2012年4月、240頁。ISBN 9784846011321。
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- ^ 橋本 2006, p. 81.
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- ^ 堀川 2000, p. 156.
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- ^ ZAKZAK (2004年9月13日). “黒澤「生きる」ハリウッド版リメーク”. 2009年7月23日閲覧。
- ^ 黒澤明 没後20年記念作品 ダイワハウス presents ミュージカル「生きる」 TBS赤坂ACTシアター
- ^ 黒澤映画「生きる」ミュージカル化、市村正親・鹿賀丈史がWキャスト主演 ステージ・ナタリー
- ^ 市村正親、鹿賀丈史主演ミュージカル『生きる』再演が開幕!今だからこそ響く“どんな時でも生き抜く力” エンタ・ステージ(2020年10月12日)
- ^ “今秋9月上演 ミュージカル『生きる』メインビジュアル&チケット・公演情報・イベントスケジュール解禁!【出演:市村正親/鹿賀丈史 演出:宮本亞門】” (2023年4月20日). 2024年2月29日閲覧。
- 1 生きる (映画)とは
- 2 生きる (映画)の概要
- 3 スタッフ
- 4 評価
- 5 備考
- 6 参考文献
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