治天の君 治天の君の概要

治天の君

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 17:59 UTC 版)

上皇が治天の君である場合、天皇は在位の君とよばれる。また上皇が治天の君として行う院政に対して、天皇が治天の君として政務に当たることを親政という。治天の君は、治天下(ちてんか)、治天(ちてん)、政務(せいむ)などとも呼ばれた。以下、本項では治天の君を「治天」という。


  1. ^ 富田正弘「治天の君」『日本歴史大事典2こ~て』小学館、2000年9月。ISBN 978-4-0952-3002-3
  2. ^ 「治天の君」日本史広辞典編纂委員会『日本史広辞典』山川出版社、1997年10月。 ISBN 978-4-6346-2010-0
  3. ^ 「治天の君」永原慶二監修『岩波日本史辞典』岩波書店、1999年10月。 ISBN 978-4-0008-0093-8
  4. ^ a b c 美川圭 『院政―もう一つの天皇制―』中公新書 (2006年)ISBN 4-12-101867-2
  5. ^ a b 黒田俊雄『日本の歴史 蒙古襲来』中公文庫 (1974年)ISBN 4-12-200071-8
  6. ^ 後藤四郎「治天の君」『国史大辞典吉川弘文館。同辞典の家永三郎「天皇」および竹内理三「院政」も同じく在位の天皇を含めていない。
  7. ^ 本朝皇胤紹運録』。
  8. ^ 松薗斉『王朝時代の実像15 中世の王家と宮家』(臨川書店、2023年) ISBN 978-4-653-04715-5 2023年、P15-17・212.
  9. ^ 松薗斉『王朝時代の実像15 中世の王家と宮家』(臨川書店、2023年) ISBN 978-4-653-04715-5 2023年、P18-19.
  10. ^ 松薗斉『王朝日記論』法政大学出版局、2006年。 ISBN 978-4-588-25052-1 P43-47.
  11. ^ 松薗斉『王朝時代の実像15 中世の王家と宮家』(臨川書店、2023年) ISBN 978-4-653-04715-5 2023年、P19.
  12. ^ 樋口健太郎「「保安元年の政変」と鳥羽天皇の後宮」」『龍谷大学古代史論集』創刊号、2018年。/所収:樋口健太郎『中世王権の形成と摂関家』吉川弘文館、2018年。ISBN 978-4-642-02948-3。2018年、P90-91.
  13. ^ 曽我部愛「鎌倉期王家における皇統の断絶と在俗皇子」(初出:『研究論集 歴史と文化』第3号(2018年)/所収:曽我部『中世王家の政治と構造』(同成社、2021年) ISBN 978-4-88621-879-7)2021年、P.147-149.
  14. ^ ただし、両統迭立期も含めて、朝廷内部で解決できなかった結果として幕府が皇位継承に関与しただけに過ぎないとする見方もある(岩田慎平「武家政権について」元木泰雄 編『日本中世の政治と制度』(吉川弘文館、2020年) ISBN 978-4-642-02966-7 P316-330.)
  15. ^ 河内祥輔、新田一郎『天皇と中世の武家』講談社〈天皇の歴史4〉、2018年、198-199頁。 


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