水曜スペシャル 概要

水曜スペシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 14:52 UTC 版)

概要

NETは1976年4月28日から水曜19:30 - 20:51の時間帯に単発枠を設け、「川口浩探検隊シリーズ」など数々のバラエティ、ドキュメンタリーなどを放送、またアニメ『ドラえもん』の人気が上がると、『ドラえもん』を筆頭とした藤子アニメ劇場版関連のアニメ特集も放送してきた。1987年10月の改編でウイークデーの19:20 - 20:00に全国ニュース『ニュースシャトル』が設置されたためにいったん終了するも、1988年4月の改編で火曜夜20:00 - 21:48にて『火曜スーパーワイド』として放送され、『ニュースシャトル』の18時台への移動により、1989年4月に『水曜スーパーテレビ』として復活。1990年4月の改編で『火曜スーパーワイド』と『水曜スーパーテレビ』を終了させ、同年4月スタートの『水曜スーパーキャスト』に一本化されて枠が2時間に拡大するものの、1年で90分枠(『水曜特バン!』)に戻る。

1995年9月に『水曜特バン!』は終了、その後特別番組は同年4月スタートの『ザ・スーパーサンデー』に一本化される。その後タイトルを変えながら継続されたが1999年3月に終了。その後3年間テレ朝はゴールデンタイムの特番枠を失う。

2002年7月、水曜の2番組(後述)を打ち切り、『スイスペ!』としてこの時間の特番枠が復活。しかし、2004年10月改編で水曜19時台に関東などでは日曜未明(土曜深夜)、関西地区では土曜夕方に同枠で2度放送し高視聴率を獲得した『愛のエプロン』、また20時台には木曜23時台で放送していた『銭形金太郎』が昇格。番組を土曜19:00 - 20:54に移動し、タイトルを『ドスペ!』と変更して再スタートすることになった。

2007年7月15日より2時間単発番組『サンデーデラックス』を18:56 - 20:54で復活することが決まったが、同年12月で放送を終了することになった(2007年9月までこの枠は『旅の香り』の2時間スペシャル枠でもあったため交互に放送される編成となった)。

2009年4月から『サタスペ!』として再び2時間単発枠が編成されたが、同年9月に終了した。

ただし、朝日放送(ABC)では、スーパーベースボール阪神のホーム戦もしくは(全国ネットの巨人戦を除く)関西ローカルと(ビジター側の編成によっては中日戦でメ〜テレに、広島戦で広島ホームテレビにもネットされる場合があった)差し替えられる場合があったため、その場合は土曜日の昼間(ABCの場合)に変更された(テレビ公開捜査などの生放送の回を除く)。

これは広島ホームテレビの広島のホーム戦のローカル中継に差し替えられた場合も同じである(かつては阪神戦でABC主管制作により2局ネットとなる場合があった)。

本記事では便宜上、「水曜スペシャル」「新水曜スペシャル」「水曜スーパーテレビ」「水曜スーパーキャスト」「水曜特バン!」「スイスペ!」と記載する。


  1. ^ アンガウル島戦に従軍した船坂弘の発案で、隊員によるペリリュー島での日本軍の洞窟陣地の捜索及び戦没者の遺骨収集が行われた。船坂は番組の監修、現地案内も行った。
  2. ^ 川口が手指をピラニアに噛まれて負傷した。
  3. ^ ガラパゴス探検後癌が発覚した川口が北海道で闘病とリハビリに挑む姿を追った番組。『新水曜スペシャル』で放送された。便宜上、この番組も川口浩探検シリーズとして取り扱う。

注釈

  1. ^ 20:51 - 20:54には番宣番組『ミニミニ招待席』を放送するが、プロ野球中継の時は休止して20:54まで放送。
  2. ^ ただし、川口がピラニアに噛まれるなど、本当に事故が発生したこともある[1]。なお、企画のスタートとなった最初の放送では、フィリピンのタサダイ族を探索しているが、実は放送から4年前にフェルディナンド・マルコス大統領の命令により、タサダイ族の居住区への立入りが禁止されている。これは後に詐欺事件との疑惑が出ている。
  3. ^ 6勝先取で優勝なのだが、途中で6勝先取して優勝した事は一度も無く、毎回必ず11回戦目に決まっていた(つまり10回戦までは5対5だった)。
  4. ^ 1979年3月限りでテレ朝月曜20時の渡辺プロ路線が廃止されたため。
  5. ^ 『みごろ!たべごろ!』のキャラ「バックアップ軍団」が応援出演の際は、同軍団長「ミスベンジャミン」として二役出演した。
  6. ^ チェリッシュは姉妹番組『全日本選抜ちびっこものまね歌合戦!』の司会も担当していた。
  7. ^ 当時の妻・藤尾友子(現:渡辺)と共に出演、また審査員も担当した事があった。
  8. ^ 音頭の間に、子供の歌まねによる『情熱の嵐』(西城秀樹の楽曲)や『ひと夏の経験』(山口百恵の楽曲)などの楽曲が挿入されているという珍曲。
  9. ^ ただし1976年10月に「霊感ヤマカン第六感」が日曜夕方に移動(ABC側は一貫して同じ枠)すると、この枠はNET→ANB制作枠に変更、そして1978年4月に「霊感ヤマカン第六感」が再移動してABC枠に戻った。
  10. ^ テレ朝制作最後の回は、これから5年後の1991年11月29日だが、この回は『水曜特バン!』ではなく、『ミュージックステーション』枠を借り切った金曜19:30 - 21:54で放送した(19:30開始なのは『ドラえもん』を通常通り編成したため)。
  11. ^ ただし美神は1993年版の「紹介」でナレーションで登場した。

出典

  1. ^ 「包帯を取り替えようとしたら、指がズルッとずれて」本当の事故だった…『川口浩探検隊』隊員が明かす“危険すぎる撮影の裏側””. 文春オンライン. 文藝春秋 (2023年1月31日). 2023年2月1日閲覧。
  2. ^ ユニバーサル、「川口浩探検隊」シリーズをDVD化-初回限定のDVD-BOXには探検隊ユニフォームを同梱 AV watch 2004年10月18日
  3. ^ a b c d 「親にも真実は言えないわけですよ」『川口浩探検隊』幻の“ネタばらし”特番が放送できなかったワケ”. 文春オンライン. 文藝春秋 (2023年1月31日). 2023年1月31日閲覧。
  4. ^ “【関西レジェンド伝】嘉門タツオ(4)「替え唄メドレー」許可とるのが大変!中井貴一の事務所が激怒(1/2ページ)”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2019年2月5日). https://www.sanspo.com/article/20190205-FA6326S6MZL3BPE7SSVWXKV3FA/ 2019年2月6日閲覧。 
  5. ^ 『朝日新聞 縮刷版』朝日新聞社、1976年11月17日付テレビ欄。 
  6. ^ 『朝日新聞 縮刷版』朝日新聞社、1977年2月23日付テレビ欄。 
  7. ^ 『朝日新聞 縮刷版』朝日新聞社、1977年7月20日テレビ欄。 
  8. ^ 読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1978年3月1日テレビ欄。 
  9. ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1978年4月5日22面掲載番組広告。 
  10. ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1978年4月26日テレビ欄。 
  11. ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1978年5月24日テレビ欄。 
  12. ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1978年10月25日テレビ欄。 
  13. ^ 朝日新聞 縮刷版』朝日新聞社、1979年1月31日テレビ欄。 
  14. ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1980年10月1日ラジオ・テレビ欄。 
  15. ^ 『読売新聞 縮刷版』読売新聞社、1980年10月15日ラジオ・テレビ欄。 
  16. ^ 1976年6月23日付「朝日新聞縮刷版」のラジオ・テレビ欄の番組解説。
  17. ^ 『朝日新聞 縮刷版』朝日新聞社、1982年3月31日。 ラジオ・テレビ欄
  18. ^ “衝撃!コンビニ雑誌棚の奥地に『川口浩探検隊』のコミカライズは実在した!!”. (2021年4月7日). オリジナルの2021年4月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210407035949/https://manba.co.jp/manba_magazines/12541 2023年6月20日閲覧。 
  19. ^ ISBN 978-4537153996






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