欽差大臣 主な欽差大臣

欽差大臣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 09:07 UTC 版)

主な欽差大臣

欽差大臣の常設化

総督・巡撫は清代になると欽差大臣としての側面は認識されなくなっていくが、近代以降再び欽差大臣の常設化が起こり始める。アヘン戦争以降、欧米列強との直接交渉を余儀なくされた清朝は、1844年両広総督に欽差大臣を兼務させ、1859年には両江総督に欽差大臣の資格を移し、諸国との外交を行わせた。この両江総督にして欽差大臣である者を南洋大臣という。さらに1870年になると直隷総督にも欽差大臣資格を与え、この職は以後北洋大臣と呼ばれるようになる。

また在外公館を海外に置き公使を派遣するようになると、その公使の正式名称を大清欽差出使大臣とした。これを受けて諸外国の公使達も自らを欽差大臣と自称するようになった。かくして、清朝後半になると臨時とされた欽差大臣はインフレ状態となり、その希少性は希薄化せざるを得なかった。

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