林尚弘 概要

林尚弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 09:14 UTC 版)

概要

生い立ち

1984年、鹿児島県生まれ[1][2]。小学生の頃からフリーマーケットで安い中古本を仕入れては、高く買い取ってくれる店へ売るせどりでお金を稼いでいた[2]

中学に入ると、せどりで貯めていた2000万円で銀行株式を購入する[2]

大学浪人における経験

千葉県立船橋高等学校に進学後、東大を目指して高校1年から週3回大手の予備校「東進」へ通い勉強をしたが、現役時は大学受験に失敗[2]。浪人時の受験3か月前に、友人から「予備校で授業を受けるより、1冊の参考書を完璧にした方が良いのでは」とアドバイスを受ける。この方式を取り入れたことで学習院大学法学部政治学科に無事合格する[2]

林は自身の体験から、「1冊の参考書を完璧に身に付けること」こそ学力向上(志望大学合格)への近道だと確信。通っていた予備校でアルバイトをして貯めた資金を元手に大学1年のときに友人とA.verを設立し、家庭教師の派遣事業を始めた[2]。当初は生徒も講師も集まらなかったが、林が教えた生徒たちは、偏差値を急激に上げていたため、方向性に誤りがないことを確認した[2]

武田塾の開設とフランチャイズ展開

1年間、家庭教師の派遣をしてお金を貯めつつ、大学2年の頃にネット上で「武田」というアカウント名で受験の相談を始めたところ流行して、「武田の受験相談所」というブログが物凄いアクセスが集まったという。

2006年、学習院大学2年時に仲間と共に御茶ノ水に「武田塾」を開設したところ、すぐに14人が集まったという[1][2]。そこでE判定だった受験生を早慶医学部に合格させたことで、武田塾の勉強法が脚光を浴びるようになる[1]。翌年には50人、その翌年には100人と急速に拡大していき、大学4年の頃には年商5000万円、林の年収は1000万円になり、その頃には温泉・プール・ジム付のマンションに住んでいたという。

「武田塾」は「授業をしない塾」をコンセプトに塾業界の常識を打ち破っていたが、20歳~28歳までの間で年商1億円、2校舎に留まっていた。しかし、千葉県で50軒くらい塾をやっている経営者から「武田塾のフランチャイズをさせてくれ」と頼まれ、2013年にフランチャイズ化すると、3年で100校舎以上、2022年までの8年間で400校舎・年商100億円にまで急成長した[3][2]

2016年幻冬舎が50万円(税別)の電子書籍をシリーズ刊行したが、その第一弾が林の『武田塾FC成功への軌跡』(竹村義宏共著)となり話題となった[3]

不祥事~新会社設立

2018年から2022年にかけて、YouTubeチャンネル『令和の虎』にレギュラー出演していた。

2022年2月 、『令和の虎』で共演する社長らと賭けポーカーを行っていた事がTwitter上で告発される。 これを受け、自身のTwitterで違法賭博について認め謝罪し、株式会社A.ver代表および「武田塾」塾長職の辞任を表明した[4]。 また、令和の虎 主宰の岩井良明は今後の動画への出演拒否を発表した。同年6月1日、賭博容疑で警視庁書類送検された[5]

なお、2022年7月20日より収録に復帰している[6][7]ほか、フランチャイズ展開の支援を行う会社として株式会社FCチャンネルを設立し、同社代表取締役社長を務めている。




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