条鋼とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 条鋼の意味・解説 

条鋼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/28 14:55 UTC 版)

条鋼(じょうこう)は、形状が平らでない圧延鋼材の総称[1]。形鋼、棒鋼、線材、軌条などがこれにあたる。

目次

線材

線材(せんざい)とは、状に細長く圧延された材。断面の直径は5mm~50mm程度[2]で、条鋼の中でも断面積は最も小さい。断面形状は円形が大半を占めるが、用途により六角形や正方形などのものも存在する[3]コイル状に巻き取られ、大きいものでは総延長1万メートル・総重量3トンに及ぶ[2]炭素含有量によって、0.09%~0.25%の普通線材(軟鋼線材)と、0.09%以下または0.25%以上の特殊線材に大別できる。普通線材は針金ボルトベアリング金網などの材料になる。特殊線材は上記のほか、強靭性や耐久性が求められるケーブルタイヤの芯、溶接棒などに用いられる。

棒鋼

棒鋼(ぼうこう)とは、文字通り状に圧延された鋼材。直径が100mm以上のものを大形、50mm~100mmのものを中形、50mm未満のものを小形と呼ぶ[4]。断面形状は円形の丸鋼が多いが、六角鋼や四角鋼などもある。用途は建築用鉄筋に使われる「異形棒鋼」が多く、コンクリートとの付着性を高めるため、軸に対して直角に「筋」、平行に「リブ」と呼ばれる突起をつける。このほか、表面を研磨した「みがき棒鋼」が、産業機械輸送用機器の材料などとして使用される。

形鋼

H形鋼や鋼矢板など。

軌条

鉄道用レールなど。

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「条鋼」の関連用語

条鋼のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



条鋼のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの条鋼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS