旧鳥羽小学校校舎
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一般公開
旧校舎の外観やグラウンド部分は自由に見学することができる[44]が、2024年(令和6年)1月現在、校舎内に立ち入ることはできない[7]。鳥羽市教育委員会に前もって申請し、許可された場合は職員立ち合いの下で見学することができる規定になっているものの、市は原則非公開としている[45]。旧校舎に常駐の職員はおらず、通常は防犯カメラで警備し、年2回草刈りと清掃を行っている[1]。2023年(令和5年)3月下旬には、窓ガラスを割られ、何者かが出入りした形跡が確認され、同年7月10日に愛知県の少年を建造物侵入の疑いで鳥羽警察署が逮捕した[46]。
「旧鳥羽小学校校舎保存活用計画」では、1・2階の西半分と3階の大部分を公開部分に指定し、1階の旧校長室を校舎の歴史展示室に、2階の旧資料室を現役時代の教室を再現した教育展示兼講座室に、3階の講堂を多目的ホールにすることなどが計画されている[47]。この計画では具体的な一般公開の時期を定めていない[48]。鳥羽市では旧校舎の整備を、消防庁舎の新築や鳥羽市民体育館の改修工事などと並んで最重要事業と位置付け、2017年(平成29年)より保存・活用に向けた工事を順次進めているところである[8]。
脚注
参考文献
関連項目
- ^ a b c 鳥羽市教育委員会 2015, p. 12.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 鳥羽市教育委員会 2015, p. 2.
- ^ a b c d e f g 鳥羽市教育委員会 2015, p. 1.
- ^ 鳥羽市教育委員会 2015, p. 6.
- ^ a b c d e f g 鳥羽市史編さん室 1991, p. 314.
- ^ a b 鳥羽市史編さん室 1991, p. 316.
- ^ a b c “旧鳥羽小学校”. 伊勢志摩観光ナビ. 伊勢志摩観光コンベンション機構. 2024年1月1日閲覧。
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- ^ 鳥羽市教育委員会 2015, p. 8.
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- ^ a b c d 鳥羽市教育委員会 2015, p. 11.
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- ^ “【施工事例】旧鳥羽小学校校舎外壁等改修工事(令和4年度)”. 株式会社亀川組 (2023年4月7日). 2024年1月1日閲覧。
- ^ “鳥羽城跡の観光スポット情報”. 観光三重. 三重県観光連盟. 2019年11月7日閲覧。
- ^ a b c 鳥羽市教育委員会 2015, p. 3.
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- ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 148.
- ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 148, 171, 314.
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- ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 1306.
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- ^ 鳥羽市史編さん室 1991, p. 464.
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- ^ "鳥羽小の校舎「現在地に新築」 市長、なお改築方針"朝日新聞2003年9月17日付朝刊、三重版28ページ
- ^ a b 「鳥羽小学校の移転、井村市長が断念表明」朝日新聞2004年6月8日付朝刊、三重版25ページ
- ^ 「鳥羽小移転予定地の工場敷地で土壌調査」朝日新聞2004年4月29日付朝刊、三重版23ページ
- ^ 「鳥羽小の移転先 小浜地区に決定 用地選定懇話会」朝日新聞2005年1月23日付朝刊、三重版25ページ
- ^ 「鳥羽小の移転、小浜地区断念 木田市長」朝日新聞2005年9月1日付朝刊、三重版25ページ
- ^ 「鳥羽小移転先は 堅神地区に決定 2年3カ月かけ決着」朝日新聞2006年4月1日付朝刊、三重版23ページ
- ^ 「鳥羽小校舎を文化財に 申請求め市長へ要望書 市民グループ」読売新聞2007年5月10日付朝刊、北勢版29ページ
- ^ 「鳥羽小の校舎保全 署名簿を議長が受理」読売新聞2008年6月3日付朝刊、北勢版29ページ
- ^ "鳥羽小学校の保存 市長「正式に決定」"朝日新聞2008年12月2日付朝刊、三重版27ページ
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- ^ a b “国登録有形文化財の旧校舎で児童合唱 鳥羽小150周年祝う”. 中日新聞 (2023年10月27日). 2024年1月1日閲覧。
- ^ 鳥羽市教育委員会 2015, p. 92.
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- ^ “心霊スポット?に興味 旧鳥羽小校舎に侵入疑い 愛知の少年逮捕 鳥羽署”. 伊勢新聞 (2023年7月11日). 2024年1月1日閲覧。
- ^ 鳥羽市教育委員会 2015, pp. 93–94.
- ^ 鳥羽市教育委員会 2015, pp. 1–99.
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