教育格差
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 06:58 UTC 版)
学力格差
学力格差(がくりょくかくさ)とは、同年代における学力(成績評価、進学状況等)の格差のこと。また、格差がある状態そのものを指す場合もある。
東京大学基礎学力研究開発センターが2006年に行った調査「第5回 基礎学力シンポジウム(2006年度)」では、
によって学力格差は広がるという分析が出ている。
他には、リスク社会移行に伴う二極化の際に、社会上層は学力の効用(例えば、良い大学に行けば良い会社に行ける)を信じて勉強する一方で、社会下層は学力の効用を信じずに「勉強をしても良い企業に入れるとは限らない。だから勉強をする必要はない」と考え、ときに反発して勉強を放棄するため、社会下層において学力低下がより進行し、学力格差が広がるとする意見もある[8]。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
- 受験生だからこそ意識しよう!格差社会 - All About
- 格差が固定化?2008年全国学力テスト - All About
- これが学力格差「通塾の有無で最大20点差」 - All About
- 【2030年】第3部 親を超えられますか(6)格差の世襲 負の連鎖、犠牲者は子供 - ウェイバックマシン(2009年7月31日アーカイブ分) - 産経新聞
- 「小学校入学時の月齢が教育・所得に与える影響」(川口大司)
- これが学力格差「通塾の有無で最大20点差」(伊藤敏雄) - All About
注釈
- ^ ただし、青山学院大学は児童養護施設出身者を対象にした推薦入試を2018年度より実施している。児童養護施設から大学へ 青学大の推薦入試で第1号 学費は免除「夢じゃないよね?」子育て世代がつながる東京すくすく東京新聞 2018年12月16日
出典
- ^ 大竹文雄 『競争と公平感-市場経済の本当のメリット』 中央公論新社〈中公新書〉、2010年、94頁。
- ^ 勝間和代 『自分をデフレ化しない方法』 文藝春秋〈文春新書〉、2010年、180頁。
- ^ 子育て事情 有名大学付属校ライフ、トータルでおいくら? お受験ブランド校・学費比較!All about 2003年5月31日
- ^ 東京への大学集中、是正検討=地方創生で有識者会議(時事通信)
- ^ a b “アパルトヘイト時代の経済格差を引きずる南アフリカ、最大の要因は「教育」”. AFP. (2008年5月14日) 2017年11月7日閲覧。
- ^ 大竹文雄 『競争と公平感-市場経済の本当のメリット』 中央公論新社〈中公新書〉、2010年、87頁。
- ^ a b “アジアで加熱する「塾・家庭教師」人気、効果は「疑わしい」”. AFP. (2012年7月6日) 2017年11月7日閲覧。
- ^ 内田樹『下流志向』2007年[要ページ番号]
教育格差と同じ種類の言葉
- 教育格差のページへのリンク