奇形腫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/16 02:05 UTC 版)
Jump to navigation Jump to searchヒトの卵巣に生ずるものはほとんどが良性の成熟嚢胞性奇形腫(せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)で、外胚葉成分、特に皮膚と皮膚付属器(毛髪、皮脂腺、汗腺)が大部分を占めることから「皮様嚢腫」(ひようのうしゅ、dermoid cyst)とも呼ばれる。
ヒトの精巣に生ずる胚細胞性腫瘍はほとんどが悪性で、奇形腫の頻度は低く、奇形腫が生じた場合もしばしば、未熟奇形腫であるか、または高悪性度な他の組織型の胚細胞性腫瘍との混合型腫瘍である。
ヒト以外の哺乳類については馬での報告が多く、豚、犬でも報告されている。これらの動物においては悪性のものは少ない。
参考文献
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学各論』 文永堂出版 2001年 ISBN 483003162X
関連項目
- 1 奇形腫とは
- 2 奇形腫の概要
固有名詞の分類
- 奇形腫のページへのリンク