大東町 (静岡県) 大東町 (静岡県)の概要

大東町 (静岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 23:26 UTC 版)

だいとうちょう
大東町
高天神城址の遠景
大東町章
大東町旗 大東町章
1973年昭和48年)10月25日制定
廃止日 2005年4月1日
廃止理由 新設合併
掛川市大須賀町大東町→掛川市
現在の自治体 掛川市
廃止時点のデータ
日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
小笠郡
市町村コード 22447
面積 46.13 km2.
総人口 20,937
(2004年4月1日)
隣接自治体 掛川市菊川市御前崎市袋井市小笠郡大須賀町
町の木 マツ
町の花 スイセン
大東町役場
所在地 437-1491
静岡県小笠郡大東町三俣620
座標 北緯34度39分56秒 東経138度03分17秒 / 北緯34.66558度 東経138.05469度 / 34.66558; 138.05469 (大東町)座標: 北緯34度39分56秒 東経138度03分17秒 / 北緯34.66558度 東経138.05469度 / 34.66558; 138.05469 (大東町)

合併時点における位置図。緑色部分が大東町
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概要

1973年(昭和48年)4月1日に静岡県小笠郡にて大浜町城東村が合併し、大東町が設置された。平成の大合併にともない、2005年(平成17年)4月1日に従来の掛川市や小笠郡大須賀町と合併し、新制掛川市が設置された。

地理

地勢

大浜海岸の航空写真(2009年8月4日撮影)

静岡県の西に位置していた。かつての令制国で言えば遠江国の中部にあたる。行政上の区分は静岡県西部地方に組み込まれることが多い。

北に小笠山や佐束山が、西には高天神山が位置している。佐束川小貫川、下小笠川、牛淵川など、菊川とその支川が北から南に流れている。南は太平洋に臨んでおり、菊川が注いでいる。海岸は国安海岸千浜海岸など大浜海岸と総称される砂浜となっており、御前崎市浜岡砂丘などとともに南遠大砂丘の一角を構成している。町域のうち、千浜海岸と国安海岸が「御前崎遠州灘海岸地区」として[1]大浜公園が「大浜公園地区」として[1]、高天神山が「高天神地区」として[1]、それぞれ御前崎遠州灘県立自然公園としての指定を受け環境が保護されているなど[1]、豊かな自然に恵まれている。また、竹下内閣の「自ら考え自ら行う地域づくり事業」の交付金をもとに温泉を掘削したところ、ナトリウム・塩化物温泉(高張性弱アルカリ性低温泉)の源泉を掘り当てていることから[2]、温泉地としての側面もあった。

全域が現在の掛川市に含まれており、掛川市の南東部にあたる。

隣接していた自治体

歴史

沿革

1973年(昭和48年)4月1日、静岡県小笠郡にて大浜町および城東村が合併し、大東町が発足した。町名の「大東」とは「大浜」の「大」と「城東」の「東」とを合わせた合成地名である。2005年(平成17年)4月1日、従来の掛川市や大須賀町と大東町が合併した。なお、掛川市、大東町、大須賀町の合併は新設合併のため、新たに同名の掛川市が設置された。それにともない、大東町は廃止された。

年表


註釈

  1. ^ 静岡県小笠郡大東町は、旧掛川市、大須賀町と合併し、2005年に新制掛川市が設置されたが、静岡県指定無形民俗文化財としての名称は「大東町八坂神社の祇園囃子と祭礼行事」のままであり改称されていない[17]

出典

  1. ^ a b c d 静岡県くらし・環境部環境局自然保護課『御前崎遠州灘県立自然公園区域及び公園計画図』2010年4月13日。
  2. ^ 「天然温泉」『温水プールと天然温泉日帰り入浴 大東温泉シートピア【公式】-静岡県掛川市大東温泉シートピア
  3. ^ 「西部地域施設概要:小笠池」『西部地域施設概要:小笠池|静岡県公式ホームページ静岡県庁、2023年1月13日。
  4. ^ 「西部地域施設概要:仏沢池」『西部地域施設概要:仏沢池|静岡県公式ホームページ静岡県庁、2023年1月13日。
  5. ^ 「西部地域施設概要:田ケ池」『西部地域施設概要:田ケ池|静岡県公式ホームページ静岡県庁、2023年1月13日。
  6. ^ a b 「姉妹都市」『大東町 姉妹都市と大東サミット』大東町。
  7. ^ a b c d 「大東サミット」『大東町 姉妹都市と大東サミット』大東町。
  8. ^ 掛川市・大東町・大須賀町合併シンポジウム「1市2町の融和と発展に向けて」掛川会場議事録』2003年7月26日、26頁。
  9. ^ a b 鈴木彌一郞編輯『現行神社法規』鈴木彌一郞、1908年、151頁。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 篠田雀編輯『新撰鄕土史体系』國民通信社調査部、1934年、62頁。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 鈴木彌一郞編輯『現行神社法規』鈴木彌一郞、1908年、154頁。
  12. ^ a b c d e f 鈴木彌一郞編輯『現行神社法規』鈴木彌一郞、1908年、159頁。
  13. ^ a b 掛川市『掛川市歴史的風致維持向上計画』2018年1月、138頁。
  14. ^ a b c d e f g h i j k l 「天王祭とは」『天王祭とは - 観光サイト掛川市観光交流課文化・スポーツ振興課、2021年8月3日。
  15. ^ a b 島田良彥編纂・著述『淨圡宗寺院名鑑』浄土敎報社、1902年、61頁。(「淨圡宗」「浄土敎報社」の表記は原文ママ。)
  16. ^ a b c 「八坂神社祇園祭の紹介」『八坂神社祇園祭の紹介 - 観光サイト掛川市観光交流課文化・スポーツ振興課、2021年4月1日。
  17. ^ a b 「しずおか文化財ナビ――大東町八坂神社の祇園囃子と祭礼行事」『しずおか文化財ナビ 大東町八坂神社の祇園囃子と祭礼行事|静岡県公式ホームページ静岡県、2013年1月19日。


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