夕焼小焼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 06:20 UTC 版)
夕方の時報
八王子市以外にも日本全国各地で、市町村防災行政無線の夕方(16時 - 18時頃)の時報曲(インスト)として採用されている。そのほか公共施設や自治会の放送設備など、防災行政無線のスピーカー以外から時報曲として流される場合もある。
なお各社、市町村防災行政無線などの放送用音源として「夕焼け小焼け」を、編曲して制作されている。以下の通り
- TOA
- TOA初代音源:蓮田系夕焼け小焼け(※ソロタイプとデュアルタイプの2種類)
- TOA旧音源:夕焼け小焼け
- TOA新音源:夕焼け小焼け(※新音源特注で、新音源とは別に旧音源の初期と後期バージョンも存在する)
- 西菱電機
- 西菱音源:夕焼け小焼け
- 西菱音源:新夕焼け小焼け(※TOA新音源風アレンジ)
- 東京テレメッセージ
- TLM音源:夕焼け小焼け
- 富士通
- 富士通音源:夕焼け小焼け
- 日本無線株式会社
- JRC音源:夕焼け小焼け
- 日本電音
- UNI-PEX音源:夕焼け小焼け
- 日本電信電話(NTTデーター)
- NTT音源:夕焼け小焼け
- 東芝
- 東芝音源:夕焼け小焼け
- 日米電子
- 日米電子音源:夕焼け小焼け
- その他
- 内田洋行など各社から発売されていた、機械式チャイム(バーチャイム・鐘系)が使われることもあった。
- 各地方自治体によっては、メーカーのものを使用せず、オリジナルの夕焼け小焼けを流している場所も多々ある。
その他のエピソード
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- 戦時中、学童疎開している児童たちの間でこの歌の1番の替え歌が流行ったことがある。歌詞の内容として、前半部は原歌詞が否定形に変わり(寺院の鐘が鉄材供出に巻き込まれた、などの意味を含む)、後半部は戦争の未終結やそれにより我が家を恋しむ児童たちの悲哀が描かれている。
- 平尾昌晃(「平尾昌章」名義)がシングル「星はなんでも知っている」のB面(カップリング)で「ロック夕やけ小やけ」の曲名でカバーしている。
- 1990年代を代表する音楽バラエティ番組、日本テレビ「夜も一生けんめい。→THE夜もヒッパレ」の改編期及び年末特番「芸能人ザッツ宴会テイメント」の番組エンディングでは、グッチ裕三のリードボーカルによる「グッド・ナイト・ベイビー」(オリジナルはザ・キング・トーンズ)が、後半部を「夕焼小焼」とコラボレーションさせて歌われていた(年末の場合は「お正月」とコラボさせていたこともあった)。
- 2008年2月29日に日本の歌手、絢香の呼びかけにより日本武道館で開催されたスペシャルライブ「POWER OF MUSIC」では、絢香、平原綾香、コブクロ、大橋卓弥fromスキマスイッチ、若旦那from湘南乃風ら出演者全員がラストでアカペラによる「夕焼小焼」を歌唱しライブを締めた。
- 第一次世界大戦後から太平洋戦争終結まで日本の委任統治領となっていたパラオ諸島では、当時数多くの日本の歌曲が現地に伝えられたが、「夕焼小焼」もそのような歌曲の一つであった。現在でも日本人を歓迎する式典の際に島の娘が踊りながら「夕焼小焼」を歌唱することがあり、その模様が2008年3月1日にテレビ静岡開局40周年記念番組としてフジテレビ系全国ネットで放映のドキュメンタリー「親子ジュゴンに逢いたい!」(ナビゲーター:石川さゆり、杉浦太陽)で紹介された。
- ^ 『奇跡の童謡』大空出版、2022年7月1日、117頁。
- ^ 『大人のための教科書の歌』70頁。
- ^ 「『赤とんぼ』ベスト1に 後世に残す日本のうた」『読売新聞』1989年10月12日付朝刊、30頁。
- ^ 好きな童謡1位は赤とんぼ/「母が歌ってくれた」、四国新聞社、2003年6月27日 21:56。
- ^ 夕焼小焼 (ゆうやけこやけ) 系統一覧 京王バス・西東京バス バスナビドットコム、2022年10月22日閲覧。
夕焼小焼と同じ種類の言葉
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