地質・鉱物天然記念物一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 07:07 UTC 版)
過去に指定されていた天然記念物
第二類として指定されていたもの
戦前の史蹟名勝天然紀念物保存法においては、「第一類(国家的なもの)」と「第二類(地方的なもの)」とに分けて指定することとなっていた[2]。しかし第二類として指定されていた天然記念物のほとんどが、1956年(昭和31年)1月23日に一斉に指定を解除された。解除後に都道府県から天然記念物の指定を受けたものや、その後国から再指定を受けたものも存在する。
なお、山口県の岩屋観音窟は、昭和9年(1934年)に第二類として指定を受けながら、現在まで指定が継続している唯一の事例である[注釈 1]。
下記の天然記念物は、1956年1月23日に一斉に指定を解除された。
- 中頓別鍾乳洞〔北海道枝幸郡中頓別村〕昭和13年指定。現・北海道指定天然記念物
- 出流原弁天池〔栃木県佐野市〕昭和13年指定。現・栃木県指定天然記念物
- 神戸岩〔東京都西多摩郡檜原村〕昭和9年指定。現・東京都指定天然記念物
- 熊野浦の獅子巌〔三重県熊野市〕昭和10年指定。昭和33年再指定(獅子岩)。
- 雲見の滝〔島根県雲南市〕昭和10年指定。現・島根県指定天然記念物
- 鑪崎及び松島磁石石〔島根県益田市〕昭和12年指定。現・島根県指定天然記念物
脚注
参考文献
- 『日本の天然記念物』加藤陸奥雄ほか監修、講談社、1995年。ISBN 4-06-180589-4。
関連項目
注釈
- ^ 同じく山口県内の天然記念物である「山口のセンダン」も指定が継続されたが、昭和40年(1965年)に指定を解除された。
出典
- ^ “昭和二十六年文化財保護委員会告示第二号(国宝及び重要文化財指定基準並びに特別史跡名勝天然記念物及び史跡名勝天然記念物指定基準)”. 文部科学省. 2011年7月12日閲覧。
- ^ 平澤毅 (2007-08-31). “名勝庭園の歴史と展望”. 日本庭園学会誌 (日本庭園学会) 17: 111-128.
- 1 地質・鉱物天然記念物一覧とは
- 2 地質・鉱物天然記念物一覧の概要
- 3 過去に指定されていた天然記念物
- 4 外部リンク
- 地質・鉱物天然記念物一覧のページへのリンク