千五沢ダム 沿革

千五沢ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 07:35 UTC 版)

沿革

今出ダム
所在地 福島県石川郡石川町大字双里
河川 阿武隈川水系今出川
ダム諸元
ダム型式 コンクリート重力ダム
堤高 85.0 m
堤頂長 310.0 m
堤体積 約400,000
利用目的 洪水調節
河川流用確保
上水道用水
事業主体 福島県
着手年/竣工年 ?/?
出典 今出川総合開発事業パンフレット
備考 2007年計画中止。上記は計画時の諸元
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1967年、国営母畑開拓建設事業の基幹施設として周辺の農地造成とともに着工され、1975年3月に完成し、郡山市須賀川市白河市石川郡石川町玉川村西白河郡中島村の3市1町2村へ灌漑用水を供給している。しかし、着工前の1966年や、完成後の1986年8.5水害による出水で家屋や農地の浸水被害が発生していた。1994年、国営母畑開拓建設事業の事業見直しにより灌漑面積が約半分に減少し、ダムの容量に540万立方メートルの余裕が出たことから、これを治水容量として活用するために、治水、利水を目的とした当ダムの改築、及び近隣の今出川に新たに今出ダムを建設する今出川総合開発事業が1996年に事業採択された。だが2007年、水利用を計画していた県中地域水道用水供給企業団が需要の減少を理由に利水参画を断念したため、今出ダムの建設が中止された。2009年、当ダムの改修と今出川と北須川の狭窄部の改修を基本とした社川圏域河川整備計画を策定し、千五沢ダム再開発事業として新たに事業着手され、2014年より洪水吐の改築工事が開始された。洪水吐はダム構体を頂点とし4本の洪水吐が放射状に位置するラビリンス型が採用されており、全国でも珍しい形式である。利水を行いながら工事が進められ、特に洪水吐部分は非灌漑期に施工が行われる厳しい条件が課されており、2023年度内の竣工を目標としている。


  1. ^ 福島県 千五沢ダム再開発事業”. 2015年5月28日閲覧。


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