佐々木とピーちゃん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 03:37 UTC 版)
制作背景
著者はペットを飼いたいと思いつつも飼えなかった経験から、その欲求を文章の上で発散させようと思ったのが本作を執筆するきっかけだったという[20]。
著者は異世界側ではスローライフ感を出している代わりに現代世界側では緊張感を出せるようなストーリー展開にしたかったという[21]。
既刊一覧
小説
- ぶんころり(著) / カントク(イラスト) 『佐々木とピーちゃん』 KADOKAWA〈MF文庫J〉、既刊8巻(2024年1月25日現在)
- 「異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜」2021年1月25日初版発行(同日発売[31])、ISBN 978-4-04-065932-9
- 「異世界の魔法で現代の異能バトルを無双していたら、魔法少女に喧嘩を売られました 〜まさかデスゲームにも参戦するのですか?〜」2021年3月25日初版発行(同日発売[32])、ISBN 978-4-04-065933-6
- 「異世界ファンタジーなら異能バトルも魔法少女もデスゲームも敵ではありません 〜と考えていたら、雲行きが怪しくなってきました〜」2021年5月25日初版発行(同日発売[33])、ISBN 978-4-04-065934-3
- 「異能力者と魔法少女がデスゲーム勢を巻き込んで喧嘩を始めました 〜並びに巨大怪獣が日本来訪のお知らせ〜」2021年11月25日初版発行(同日発売[34])、ISBN 978-4-04-680915-5
- 「裏切り、謀略、クーデター! 異世界では王家の跡目争いが大決着 〜現代は待望の日常回、ただし、ハードモードの模様〜」2022年5月25日初版発行(同日発売[35])、ISBN 978-4-04-681406-7
- 「宇宙の彼方より、未確認飛行物体、来襲! 〜人類終了のお知らせ、伝えに訪れた地球外生命体は、どうやら地雷のようです〜」2022年11月25日初版発行(同日発売[36])、ISBN 978-4-04-682034-1
- 「疑似家族、結成! 〜温かな家庭を夢見る末娘と、てんでバラバラな家人たち〜」2023年5月25日初版発行(同日発売[37])、ISBN 978-4-04-682035-8
- 「巡り巡って舞台は学校、みんなで仲良くラブコメ回 〜真実の愛を手にするのは誰だ?〜」2024年1月25日初版発行(同日発売[38])、ISBN 978-4-04-682036-5
漫画
- ぶんころり(原作) / カントク(キャラクター原案) / プレジ和尚(作画) 『佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜』 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、既刊3巻(2023年8月25日現在)
- 2021年6月25日発売[39][40]、ISBN 978-4-04-111378-3
- 2022年6月24日発売[41]、ISBN 978-4-04-112119-1
- 2023年8月25日発売[42]、ISBN 978-4-04-114121-2
テレビアニメ
2024年1月から3月までAT-Xほかにて放送された[11][23]。シーズン1は、原作2巻までの内容に基づいてアニメ化された。
第1話では「役名のないキャラクター」を10人の佐々木姓の声優[注釈 6]が演じたほか、ゲストキャストとして元プロレスラーの夫妻・佐々木健介と佐々木久子(北斗晶)が出演したことで、その徹底した「佐々木縛り」のこだわりから話題になった[44]。
アニメ版ではミュラー子爵の城がある街の名前が原作の「エイトリアム」から「ベイトリアム」になるなど異世界の地名の一部が変更されている他[45]、戦闘シーンにおける登場人物の死亡や大怪我の描写をカットしたり直接的描写を避けるなど、原作に比べてマイルドに改変されている。
2024年3月24日には、シーズン2の制作決定が発表された[13]。
スタッフ
- 原作 - ぶんころり[11]
- キャラクター原案 - カントク[11]
- 監督 - 湊未來[11]
- 助監督 - 伊部勇志(第3話 - )
- シリーズ構成 - 赤尾でこ[11]
- キャラクターデザイン - 仲敷沙織[11]
- プロップデザイン - レコメンデーション
- 色彩設計 - 水本志保[24]
- 美術監督 - 新城湧基[24]
- 美術設定 - 前田実[24]
- 3D監督 - 北村浩久
- 撮影監督 - 菊池優太郎[24]
- 編集 - 木村勝宏
- 音響監督 - 阿部信行[24]
- 音楽 - 日本コロムビア[24]
- 音楽制作 - 藤本コウジ、ササキオサム
- 音楽プロデューサー - 金子逸人
- プロデューサー - 新井孝介、大類瞬、成田明浩、西前朱加、桑山ゆかり、徳村憲一、金子逸人、植村俊一
- アニメーションプロデューサー - 原田大資
- アニメーション制作 - SILVER LINK.[11]
- 製作 - 佐々木とピーちゃん[24]
主題歌
- 「FLY」[46]
- MADKIDによるオープニングテーマ。作詞はLIN、YUKI、作曲はpw.a、Yuka Niiyama、編曲はpw.a。
- 「曖昧ガール」[47]
- 大西亜玖璃によるエンディングテーマ。作詞は佐野仁美、作曲は佐野と渡邉俊哉、編曲は渡邉。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
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第①話 | 現代と異世界 | 赤尾でこ |
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|
| 仲敷沙織 | 2024年 1月5日 |
第②話 | 初仕事とパートナー | 沖田宮奈 | 伊部勇志 |
|
| 1月12日 | |
第③話 | 澤井幸次 | 菱川直樹 |
| 仲敷沙織 | 1月19日 | ||
第④話 | 王子と賢者 | 西久保明久 | 岩畑剛一 | 廣田陽香 |
|
| 1月26日 |
第⑤話 | 魔法中年と三つ目の世界 | 赤尾でこ | 西森章 | 菱川直樹 |
| 2月2日 | |
第⑥話 | 面談と接待 | 海野なまこ | 井上美香 |
|
| 2月9日 | |
第⑦話 | 武力と政治力 | 星野七海 | 澤井幸次 | 山本隆太 |
| 仲敷沙織 | 2月16日 |
第⑧話 | 疑念と観光 | 金澤洪充 | 大内大和 |
|
| 2月23日 | |
第⑨話 | 処刑と交渉 | 西久保明良 | 海野なまこ | 菱川直樹 | CJT |
| 3月1日 |
第⑩話 | 価値と尊厳 | 奥田誠治 |
|
| 3月8日 | ||
第⑪話 | 妄想と攻略 | 赤尾でこ | 山本秀世 | 菱川直樹 |
| 3月15日 | |
第⑫話 | 現代と異世界と四つ目の世界 |
| 大内大和 |
| 3月22日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [49] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2024年1月5日 - 3月22日 | 金曜 21:00 - 21:30 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり |
金曜 22:30 - 23:00 | TOKYO MX | 東京都 | ||
2024年1月6日 - 3月23日 | 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | |
土曜 23:00 - 23:30 | BS日テレ | 日本全域 | BS/BS4K放送 / 『アニメにむちゅ〜』枠 | |
土曜 23:30 - 日曜 0:00 | KBS京都 | 京都府 | ||
初回(第1話)は1時間スペシャルとして放送。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2024年1月5日 | 金曜 22:00 更新 | Amazon Prime Video |
2024年1月10日 | 水曜 22:00 以降順次更新 |
BD / DVD
巻 | 発売日[50] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2024年3月27日 | 第1話 - 第4話 | KAXA-8781 | KABA-11511 |
2 | 2024年4月24日 | 第5話 - 第8話 | KAXA-8782 | KABA-11512 |
3 | 2024年5月29日 | 第9話 - 第12話 | KAXA-8783 | KABA-11513 |
WEBラジオ
『佐々木とピーちゃんとラジオ』が、2024年1月5日よりインターネットラジオステーション「音泉」にて配信中[51][52]。パーソナリティは佐々木役の杉田智和が担当している。
ゲスト
- 第2回(1月19日) - 置鮎龍太郎(阿久津役)
- 第3回(2月2日) - 安元洋貴(ミュラー子爵役)
- 第4回(2月16日) - 鬼頭明里(お隣さん役)
- 第5回(3月1日) - 大空直美(二人静役)
- 第6回(3月15日) - 高橋李依(星崎さん役)
- 第7回(3月29日) - 水瀬いのり(マジカルピンク役)
- ^ 実際にはミュラー子爵は存命しており、長男・次男の跡目争いなども含め、敵対者やその協力者を欺いて洗い出すための罠であった。これにより、スパイであるセバスチャンがあぶりだされる結果となった。
- ^ アキバ系の人は敵対しているはずの阿久津と通じており、彼から二人静の拠点の場所を聞いていた。
- ^ 領地と言っても、敵であるマーゲン帝国と接する無人の平原であり、明らかに厄介払いだが、王都から離れたこの地はスローライフを行う上では好都合であった。
- ^ ピーちゃんがエルザと異世界語で話していた録画映像を確認することで異世界の状況を把握するのが二人静の真の目的だった。
- ^ 劇中ではToD(タッチ・オブ・デス)と呼ばれ、異能力の危険度を評価する目安とされている。
- ^ 佐々木健、佐々木睦、佐々木祐介、佐々木拓真、佐々木奈緒、佐々木愛、佐々木未来、佐々木亜紀、佐々木義人、佐々木啓夫[43]
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