下北半島 交通

下北半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 14:47 UTC 版)

交通

道路

青森市などの津軽地方や、下北半島を含む南部地方三沢八戸方面とは、野辺地町または六ヶ所村経由で複数接続されている。この他、下北半島縦貫道路が建設中である。

鉄道

JR東日本大湊線が、野辺地駅青い森鉄道線と接続している。かつて半島北部を走っていた下北交通大畑線は2001年に廃止された。下北半島は鉄道空白地が広い上に、大湊線は駅間が長いため、主に下北交通路線バスが運行されている。

海運

下北半島の西端と津軽地方は、直線距離では海上経由の方が近い。このため、むつ市脇野沢・佐井村などと青森港を結ぶ旅客船(シィライン)が運航されている他に、脇野沢と津軽半島蟹田港を結ぶ「むつ湾フェリー」(冬季運休)が平舘海峡を結んでいる。

また北端の大間町からは北海道の函館まで津軽海峡フェリーがとして運航されている(大間函館航路)。下北半島の北部には、北海道南部の大都市である函館へ買い物や通院する住民も少なくない。

生活圏間流動

国土交通省「全国幹線旅客純流動調査」によると、下北半島を出発地あるいは居住地とする者の純流動は、以下の通りであった。同調査では、青森県内の各生活圏間の流動データがないものの、下北半島と陸続きである三八上北地方県庁所在地青森市との流動が、下記の生活圏よりも多いと考えられる。

207地域生活圏(2006年3月末現在)
東北地方は白地、北海道は「」、関東地方は「」。

出発地:下北[8]
目的地 万人/年
1 盛岡 3.1
2 仙台 3.0
3 函館 2.8
4 東京23区 2.5
居住地:下北[9]
旅行先 万人/年
1 仙台 3.5
2 函館 3.3
2 東京23区 3.3
4 盛岡 2.5

注釈

  1. ^ 同藩の由来は、「北斗以南皆帝州」から命名されたとする説(猪苗代町編『猪苗代町史 [第3集] (歴史編)』猪苗代町、1982年1月、p.297。)、藩閥政治に対する反抗心からの「南へ帰る」に由来する説(葛西富夫『斗南藩史』斗南会津会、1971年、p.112。)、および南斗六星に由来する説(塩谷七重郎編『土津神社と斗南』土津神社、1983年、p.77。)、などがある[1]
  2. ^ 小川原湖湖沼群とは、小川原湖の他に尾駮沼、鷹架沼、市柳沼、田面木沼、内沼、姉沼と言う、海跡湖や堰止湖が並んでいる場所である。
  3. ^ ニホンザルも「下北半島のホンドザル」として2002年発行のレッドデータブックまで「絶滅のおそれのある地域個体群」として評価されていたが、2007年版レッドリストで削除された。

出典

  1. ^ 遠藤由紀子「会津藩家老梶原平馬をめぐる女性ー山川二葉と水野貞ー」『昭和女子大学女性文化研究所紀要』第35号、2008年3月、p.29。
  2. ^ 『読売新聞』1893年6月22日朝刊3頁「青森県下恐山の鳴動」
  3. ^ 『東京朝日新聞』1913年11月12日朝刊4頁「東北の農村 青森県雑記」
  4. ^ 神竹之助 編『青森県遊覧指針』青森県医師会、1928年6月15日、64頁。NDLJP:1173954/82 
  5. ^ 『朝日新聞』1992年11月24日朝刊1家面17頁「津軽の冬は「じゃっぱ汁」 マダラのアラ使い大胆に」
  6. ^ 『毎日新聞』2023年10月18日栃木版22頁「森と海からの手紙:19便 青森・むつ「恐山」 死者と生者、つなぐ場所 目線の先には自衛隊レーダー」
  7. ^ 地理 2016.3 Vol.61
  8. ^ 207生活圏間流動データ表(年間)出発地-目的地(全交通機関、平日・休日データ利用、2005年)
  9. ^ 207生活圏間流動データ表(年間)居住地-旅行先(全交通機関、平日・休日データ利用、2005年)


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