ロボットアニメ
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世界のロボットアニメ
日本国内で製作されているロボットアニメは外国に輸出され、中には世界各国で放送されたものもある。地域によっては日本国内以上の人気を得たアニメもあり、1970〜80年代にかけて輸出された『UFOロボ グレンダイザー』(ヨーロッパでは「ゴルドラック」や「アトラス」などに改題されている)は、ヨーロッパ圏で高視聴率をキープした記録がある。1979年にフィリピンに輸出された『超電磁マシーン ボルテスV』は当時のマルコス政権打倒に貢献したとして、フィリピンで認知度100%の国民的アニメになっていると日本でも報道された。
アメリカでも『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1984年)、『アイアン・ジャイアント』(1999年)、『シン・バイオニックタイタン (英語版)』(2010年)、『ベイマックス』(2014年)などのロボットアニメが製作された。CGを多用した作品が多いのも特徴のひとつである。日本との合作も多く、そのうち『ロボテック』(1985年)は『超時空要塞マクロス』『超時空騎団サザンクロス』『機甲創世記モスピーダ』を、『ボルトロン』(1984年)は『百獣王ゴライオン』と『機甲艦隊ダイラガーXV』を1つの作品に繋げて輸出したもので、独自に展開した派生シリーズの中でリブートの『ヴォルトロン』(2016年)は日本でも公開された。
韓国においては『テコンV』(1976年)と呼ばれるスーパーロボットアニメを皮切りに、数々のロボットアニメが製作された。その中で『幻影闘士バストフレモン』(2001年)、日本との合作で『無限戦記ポトリス』(2003年)などは日本国内でも放送された。他にも変身自動車トボト、ハローカボトなどがある。
中国や台湾においても『星原戦記アストロプラン (中国語版)』(2010年)、『戦闘装甲鋼羽 (中国語版)』(2011年)、『超限猎兵凯能 (中国語版)』(2013年)、『重甲機神Baryon (中国語版)』(2018年)など数々のロボットアニメが製作されている。中には日本と中国が合作した『重神機パンドーラ』(2018年)、中国・香港・マカオ・台湾が合作した『黎明之神意 (中国語版)』(2014)のような作品もある。
ヨーロッパではオリジナルのロボットアニメこそ製作していないものの、1980年代にハンナ・バーベラ・プロダクションが製作した『マシンロボ』の北米展開版アニメなど、日本製作以外のロボットアニメを放送したことがある。
注釈
- ^ ロボットアニメ以外のメカアニメは、例えば、軍艦型の宇宙船を主人公格にした『宇宙戦艦ヤマト』がこれに当たる。そのほか、機械を擬人化するアニメが一分野を形成しており、結果的のメカアニメやロボットアニメになってはいる。「美少女メカアニメ」「美少女ロボットアニメ」などと呼ばれるものがこれに当たる。ただこれは美少女のほうに表現の比重が置かれている「メカ少女」と呼ばれるカテゴリであって、メカアニメに分類されることはあっても主流の扱いを受けることはない。
- ^ 広く一般に通用するものではない。
- ^ “石渡 さくら”. researchmap. 科学技術振興機構 (JST). 2020年6月27日閲覧。
- ^ “名取 琢自”. KAKEN. 文部科学省、日本学術振興会. 2020年6月27日閲覧。
- ^ “名取琢自”. 日本の研究.com. 株式会社バイオインパクト. 2020年6月27日閲覧。
出典
- ^ 加藤レイズナ(取材、構成、文). “加藤の実況取材道 vol.3 「スーパーロボット大戦」シリーズの寺田貴信プロデューサーにインタビュー スーパーロボットスピリッツ~鋼の魂~編”. Webマガジン冬幻舎. 冬幻舎. 2016年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月29日閲覧。
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