ロック・アラウンド・ザ・クロック
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記録と影響
ロックンロールの最初で最大のヒット曲とされ、ギネス・ワールド・レコーズの認定によれば、ビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツのバージョンは世界中で通算2500万枚(推定)を売り上げたとされる[11]。「アメリカン・グラフィティ」(1974年公開)を含む40本の映画で使用され、1974年TVドラマ「ハッピーデイズ」の主題曲としてリバイバル・ヒット(最高39位)を記録。また、カヴァーソングとして32の言語、500人以上のミュージシャンによって録音され、その累計販売数は2億枚に及ぶ。[9]1982年グラミーホール・オブ・フェイム受賞。ローリング・ストーン誌選出「オールタイム・グレイテスト・ソング500」159位。[12]
明快な12小節のブルース進行、バックビートのリズムという当時のR&Bの基本要素を備えているが、演奏はまだジャズの色が抜けていない[要出典]。しかしそれが白人による黒人音楽の解釈・融合という目新しい音楽「ロックンロール」であり、アメリカの多数派である白人のリスナーを引きつける要因にもなった[要出典]。
なお、「ロック・アラウンド・ザ・クロック」は「ロックンロールで最初の全米(ビルボード)1位獲得曲」といわれることがあり[13]、それに基づいて同楽曲がビルボードチャートで1位を記録した1955年7月9日以後を「ロック時代」としている例がある[14]。しかし一部では、1954年にビルボード1位を獲得したクルー・カッツの「シュブーン」こそが「ロックンロールで最初の全米(ビルボード)1位獲得曲」であるとする見方もある[15]。
日本において「『ロック・アラウンド・ザ・クロック』がロックンロールのルーツで、ロックンロールの語源ともなった」と半ば定説のように語られていた事があったが、前述のとおりこの曲は「最初のヒット曲」であり、それ以前にもロックンロール自体は存在している。[要出典]
- ^ a b c d e f g The Story of 'Rock Around the Clock': The First Cuckoo of Spring
- ^ 英語版wikipediaRock Around the Clockより引用 2017年5月20日閲覧
- ^ a b c d e f g Finnis,Rob(著)『DON'T KNOCK THE ROCK』NEW KOMMOTION Vol.24、1980年、16頁
- ^ http://www.45cat.com/artist/sonny-dae-and-his-knights
- ^ Gardner,Chris(解説)『ROCK THE JOINT!』ROLLER COASTER LP、1985年。
- ^ Rock'n Country Style
- ^ a b かまち潤『ヒットパレード黄金時代 ラジオから生まれたヒット曲 1955-1970』シンコー・ミュージック、1997年、4-5頁。ISBN 4-401-70130-5。
- ^ 小藤武門『S盤アワーわが青春のポップス』巻末掲載「ポピュラー音楽年表 1945〜1982」アドパックセンター、1982年、95頁。ISBN 4-900378-02-X。(この章のみ本文とは別にノンブルが打たれている)
- ^ a b The Composer of "Rock Around The Clock" JAMES E. MYERS
- ^ 英語版wikipediaMax C.Freedmanより引用 2017年6月20日閲覧
- ^ 『ギネス世界記録 2010』ゴマブックス、2009年、29頁。ISBN 9784777115297
- ^ 500 Greatest Songs of All Time: Bill Haley and His Comets. (We're Gonna) Rock Around the Clock' | Rolling Stone
- ^ フレッド・ブロンソン(著)、井上憲一ほか(訳)『ビルボード・ナンバー1・ヒット (上) 1955-1970』音楽之友社、1988年、20頁。ISBN 4-276-23601-0。
- ^ 『ビルボード・ナンバー1・ヒット (上) 1955-1970』4頁。
- ^ 八木誠(監修・著)『洋楽ヒットチャート大事典』小学館、2009年、10頁。ISBN 978-4-09-387811-1
- ^ a b c d 資料 日本ポピュラー史研究(上巻)1982年 黒沢進 著
- ^ ポピュラーヒット25年史(上巻)、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ公式サイト。 - 2019年2月2日閲覧。
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