ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 専門用語

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 13:43 UTC 版)

専門用語

「魔法律」関連

地獄の六(じごくのろくおう)
地獄を統率する6体の王。個々の魔力が強力過ぎて、執行人の中で契約を結ぶ者は今まで誰一人としていなかった。作中に登場したのは魔王・冥王・魔導府王・破王とあと2体の6体。蝿王と機賊王は六王には含まれない。王を自称する使者はたくさんいるとコミックス13巻で作者が回答している。
地獄の女帝(じごくのじょてい)
作中に登場したのはミミ・魔石女王の2体。
地獄の四賢者(じごくのよんけんじゃ)
地獄の司法者。六王とは関わり合いを持たない。幽李はその一角。鴉門もその一人。
地獄の十本刀(じごくのじっぽんがたな)
現在までに判明しているのは魔元帥・黒鯱・霊撃手の3体(魔元帥は、十本刀の頂点)。
トロイのベル
通常、使者に与えるのは煉か魂。しかし、禁域として肉体を捧げる事も可能。「体」を売って行使する魔法律は「魂」を売って行使する禁魔法律と同等の力を発揮する。だが、その代償は時として「魂」の魔法律以上。それを禁じている魔法律のルールを変更できる。
具体的には、攻撃ではなく地獄の門を広げ、使者に肉体を捧げる事を許可する「合図」(発動には四賢人全員の合意が必要だが、ペイジ程の実力者であれば単独でも強行発動できる)。始動の言葉は「鳴り響けトロイのベル」。発動時には様々な類似する魔法律のマークの描かれた、地獄の門を護る18枚の守護の「陣」が術者の頭上に浮かび、全執行人に連絡が行き渡った事を確認した後、「発動」の一言で一気に四散し、すべての魔法律書のマークを書き換える=ルールを書き換える。この時18枚の陣は迂闊に近づけば、たとえイサビであろうと只では済まない。並大抵の霊なら近づくだけで木っ端微塵に粉砕される。
リリー&マリル曰く「ルールの変更は終わり無き戦いの始まり」らしい。
使者同調(ししゃどうちょう)
トロイのベルによって可能となった、「体」を地獄の使者に売って行使する魔法律の二次作用。「煉」よりも大きな力があるが、執行人と使者が同調し、使者が負った傷が執行人にも移る。そのため、「体」を売った使者が死ねば執行人も死ぬ。
使者憑依(ししゃひょうい)
使者に異なる使者を憑依させる事で、その能力を使う。その使者や魔法律家の能力を全て失う恐れがあるため、禁じ手の一つ。
根(魔の根)
一部の使者や物体に見られる心臓のような物。ここを潰せばその使者(物体)は消え失せる。弱点は光、特に太陽光に弱く、日光に当たった瞬間に消滅する程。
使い魔の壷
使い魔を呼び出す壷。地獄の使者との登記契約・破棄の仲介役として使われる。キリコもこれによって呼び出された。

「魔法律家」関連

煉(れん)
精神力もしくは霊力のようなもの。魔法律家が使者の召喚や魔具を使用する時に必要な力。通常は煉を残した状態で睡眠をとることで回復するが、煉を使い切ると虚脱(煉が底をつき、危険な状態)に陥るため、魔法律病院等で適切な処置をとる必要がある。また、魔具師の秘薬煉根湯で回復する事が出来る(ただし、副作用あり)。
また、霊が煉を摂取する事で進化をさせる事がある。
適性検査(てきせいけんさ)
執行人が魔法律書を自分の物にする為に経る過程の名称。単純に言えば精神攻撃で、ありとあらゆる地獄の光景、数多の霊の叫びが襲い掛かり、それに耐えた者だけが書に認められる。通常の執行人なら3ヶ月を要するが、ムヒョの場合は昔の書なら十日、新しい書は数分で終了した。
魔法律協会(まほうりつきょうかい)
魔法律家を管理・育成している協会。MLSや、約3000万冊の書物が保管されている魔法律図書館がある。長野県安曇野山中のどこかにある。
魔法律協会北支部
北国にある施設。第13魔監獄が中心部に併設している。
四賢人(よんけんじん)
詳細不明。ペイジを含む四人。賢人長の存在が確認されている。ペイジ曰く他の3人は「なまりきった老人」との事。
MLS(Magic Law School)
魔法律家を育成する魔法律学校。外国の生徒も通っており、競争率が高い。サスペンダーが制服とされているらしい。
ムヒョ・エンチュー・ヨイチ・ビコはMLSの同期生であり幼馴染。ロージーは受験に失敗して何度か受けたが、結局入学できなかった。
土曜日は、5時間目まであるらしい。
魔具師(まぐし)
魔法律家たちが使う魔具を作る技術者。魔具の製法などの秘密を守るために、人前に姿を現すことはめったにない。よって「魔具師が動く時は不吉が動く」と言われている。魔具師は煉が少ないため、魔具を作れても使うことはできない。ただし、禁魔法律では使者にあげる煉さえあれば使うことも可能(リオなど)。昔は「錬金術師」と呼ばれていた。
治療師(ちりょうし)
魔法律病院で、看護婦のような仕事をしている。赤い頭巾をかぶっている。
陣(じん)
裁判官以上が使うことのできる強力な術。
結界(けっかい)
「陣」のひとつ。強力な防壁を作る。
門(もん)
「陣」のひとつ。執行人が地獄の使者を召喚するための門を作る。
魔監獄(まかんごく)
強力な悪霊たちを閉じ込める牢獄。執行人の数が悪霊の数に比べて不足しているため、霊たちを一時的にここに封印する。魔法律界の汚点であり、トップシークレットの象徴。海の真ん中にある、地図に載っていない島にある。下に行くほど、霊の危険度や強さが増す。ソフィー・ブイヨセンは最下層に閉じ込められていた。

「禁魔法律」関連

禁魔法律(きんまほうりつ)
自分の魂を闇に売ることで地獄の使者と契約を結び、その力を借りる禁断の技。煉を必要としないため、魔法律家でなくても使うことができる。
禁魔法律を一度でも使うと、使者との契約を破棄することはできない。使い続けることで魂は擦り切れ、使用者自身が悪霊に近い存在になり、自我も消えてしまう。
タイプは大きく分けて二つあり、何らかの物を中継して地獄の力を得るタイプ(トーマスの禁魔法律書やパンジャのネックレスなど)と、何か本体を持ちかなり長期間使者とのコンタクト無しに力を行使するタイプ(ミックのように使者に魂だけでなく肉体も売り巨大な力を得る)がある。後者の場合、書は無いが魔の根など急所(核)に値する物を持つ。
霊使い(れいつかい)
地獄の看守タルタロスと契約を結び、霊を製造・育成操作を行う禁魔法律家。直接戦闘に関われないものの、使い手の技量によっては桁外れの数の悪霊・怨霊を操作することが出来る。アイビーやその母は、霊の操作に鈴型の呪具を使用していた。
木偶(デク)
ブープが好んで使う呪具。トカゲや人など様々な姿を模した人形であり、全ての木偶は自らの意思を持つ。自分以外の禁魔法律家を媒体としてその力を発揮する。(その対象者の体に、木偶イレズミを施す。)媒体となったものは発動期間中、魂はもちろんそれ以外にも代償として視力など体に何らかの傷を負う。
大男型呪具
ブープの使う呪具。これを入られたキッドは、帽子をかぶった大男になり強靭な腕力を得る。当初、キッドはこの姿になっていた。ブープの亡き後、砕け散った。
トカゲ型呪具
ブープの使う呪具。これを入られたキッドは、トカゲのような姿と聴力を得る。視力が皆無な代わりに異常なまでの聴力を持つ。下水道内でヨイチたちに襲い掛かるが、ヨイチの仕掛けた「破魔機雷」によって溶けてしまい、ブープによって呪具を戻される際、今井によって切り裂かれた。
禁書(きんしょ)
魔法律協会で厳重に封印されている不死・死者復活に関する禁魔法律の奥義が書かれた物。ティキによって盗まれた為、エンチュー達の下にある。
リオによって開封されようとしていたが、ムヒョ達がリオを奪還したため、開封は途中で止まっている。文献によると約650年前に錬金術師一家が焼き討ちにあい、父親だけが残り、およそ30年後に禁書は完成したと言われており、書の発動には10万人の魂を必要とし、相反する力(復活と破壊)を持つ。一連の事件が終わった後、紛失する。その造られた当時に黒死病と言う病気が流行っており、その死者約5000万人で内の約500万人が禁書の死者と言われている。
「書」というものには程遠く、禍々しい生物のような実態を表しつつある。

「霊」関連

進化
霊が魔法律家等の煉を摂取する事で、霊力や知能が増して強化する。姿形が変わることがある。魔法律協会が警戒するほどの現象。
進化霊の集団
ベクトールの霊根の力によって吸収された煉により進化した霊の集団。通常の霊よりも霊力が高く、通常ではありえない高い知性も併せ持つ。魔法律協会北支部を占領して拠点とし、魔法律家を排除、霊たちだけの世界を作ろうと企む。
霊根(れいこん)
人間や使者に取り憑いて、魂や煉を吸い取る。本人が気づかないうちに吸い取られていることが多い。
霊燐(れいりん)
地縛霊などが出す濃度の高い霊気。生臭い臭いがする。長く霊燐を浴びた死体は霊化が速い。
霊痕(れいこん)
物体に残った霊が触った跡。
喰い宿りの茨(くいやどりのいばら)
霊の形態。地縛霊の一種で古い家に寄生して、住人の命を蝕む。
怨竜(おんりゅう)
ある特定の条件の下で発生する怨霊の塊。記録では、奴隷の大量死の跡地などで発生している。育成には大量のエサ、つまり「憎しみ」が必要。
はぐれ霊(-もの)
思念体になりきれなかった霊もどき。長い間放置された家などに住み着く。基本的に放って置けばそのうち消えるが、未練を残して死んだ者のはぐれ霊は強い力を持つこともある。

「その他」関連

煉獄
地獄に行くよりも軽い罪の罪人がその罪を償う場所。ここで罪を償えば天国に行くことができる。
幽世(かくりよ)
現世と地獄との間に存在する幻の領域。草木が生い茂り、虫のような生物や一つ目の怪物など、凶悪な動植物が棲み付き、空気さえも毒。「とりこみ」を常習する霊の中には、稀にココにパイプを持ちとりこんだ人間を保管する霊もいる。
箱舟(はこぶね)
禁魔法律に手を染めた犯罪者集団。エンチューとティキの目的に協力している。
メンバーはアイビー、イサビ、キッド、トーマス、ブープ、フリオ、ミックの総勢7名。詳細は箱舟の項目を参照。
コルトロウ家
家系が禁魔法律家という呪われた一家。その存在を危険視した魔法律協会によって、5年前に壊滅させられた。当時の当主はジュード・コルトロウ。
悪夢(あくむ)
ナージャ長井が営む魔具屋。ジャビンも売っている。
ジャビン
ムヒョやロージー、ケンジも大好きな週刊少年漫画雑誌。
「ジャンプ」ではないのは、第一話においてムヒョとロージーが取り合いをした際に破れて真っ二つに裂けてしまったため、担当者からNGが出たから。
魔法律ジャーナル
魔法律の様々な情報が載っている雑誌。魔法律図書館にバックナンバーがある。
ムヒョルール
ムヒョが魔法律家として決めたルール。物語が進むごとに無理が生じ、だんだんおざなりになってしまったものもある。
  • 「依頼人との再会を禁ず」 - ナナが頻繁に出入りするようになったため、ルールとして成立しなくなった。
  • 「魔法律書に触れてはいけない」- 所有者以外の者が触れると爆発する危険性があるため。
  • 「依頼人との再会は事件による相談に限り例外的に認める」- ケンジやナナが事務所に頻繁に出入りするようになり、ルールとして成立しなくなった。







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