ミューザ川崎シンフォニーホール 歴史

ミューザ川崎シンフォニーホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 06:51 UTC 版)

歴史

概要

ホール内部
施設概要

「ミューザ川崎シンフォニーホール友の会」が発足し、チケット購入や周辺施設利用での特典が受けられるようになっている。川崎市民や洗足学園音楽大学など市内の音楽団体にも開放されている。

川崎市の新たな文化的シンボルとしての期待は大きいが、230億円の建設費の償還や、川崎市市民ミュージアムで問題になっている採算性の確保には疑問の声もあった。しかし平成19年度時点で、年間入場者数は約20万人に達し、音楽ホールの日数利用率は99%と高い水準にある。

開演ベルには、川崎市と友好都市提携を結んでいるオーストリアザルツブルク州から贈られたザルツブルク大聖堂の音が用いられている[4]

音楽ホールの音響の良さは折り紙つきで、海外の大物音楽家は来日の度にその豊かで癖の無い柔らかな残響を絶賛している。開館初年度にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と来日し、その後も再来日している指揮者サイモン・ラトルは、公演直後に「(カラヤンがサントリーホールについて述べたところの)正に音の宝石箱」「世界屈指の音響を誇る名ホール」「このような素晴らしい会場を持つあなた方は大変幸せです」「このホールの響きは素晴らしく、ベルリンに持って帰りたい」とホールの感想を述べている。ミューザをフランチャイズとしている東京交響楽団音楽監督ユベール・スダーンも、「海外のアーティストたちは日本に来た時に必ず『このホールが自分の国にあったらいいのに』と言いますよ」と語っている[5]。 内部の独特な形状に聴衆の賛否両論はあるものの、座席位置による音響にさほど違いが無く、ホールの容積に対して客席と舞台の距離が大変短いこと、左右非対称の壁面が特殊な反響板として機能していることが、そのような音響を生む所以となっている。

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