ミューザ川崎シンフォニーホール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 06:51 UTC 版)
東日本大震災による被害
2011年3月11日、同ホールは、東日本大震災及びその余震のため、天井の仕上材の大部分が客席に崩落する被害を受けた。負傷者はなかったが、その後は復旧工事のため、2013年3月31日までの約2年間にわたり閉館された。この間、予定されていた催事は中止あるいは延期の上、代替会場にて行われた。復旧工事に要した費用は約18億7000万円。同時にこの改修で、震度7程度の揺れでも天井の落下を防ぐ補強が行われた。音響効果も震災前と同じ状態に復元された。
この被害については、川崎市の調査委員会が工事に問題があったとする報告書をまとめ、市は設計・施工を行った業者に対し復旧に要した費用を損害賠償請求した[6][7]。しかし業者がこれに応じないことから、2013年8月9日に川崎市は横浜地方裁判所に訴訟を提起した[8]。
脚注
関連項目
外部リンク
- ミューザ川崎シンフォニーホール公式サイト(日本語)(英語)
- ミューザ川崎
- 「音楽のまち・かわさき」推進協議会
- ^ 川崎シンフォニーホール条例
- ^ 川崎市指定管理者制度導入済施設一覧
- ^ “【動画】ミューザがついに復活、式典と記念コンサート開催/川崎”. 神奈川新聞. (2013年4月2日)
- ^ ミューザ川崎シンフォニーホール友の会 会報誌『SPIRAL』Vol.31、2011年1月1日
- ^ ミューザ川崎シンフォニーホール友の会 会報誌『SPIRAL』Vol.22、2009年7月1日
- ^ ミューザ川崎シンフォニーホール震災被害復旧工事の完了・引渡し及び天井脱落事故に係る損害賠償請求について
- ^ ミューザ川崎天井脱落事故に係る損害賠償請求の督促及び追加請求について
- ^ ミューザ川崎シンフォニーホール天井脱落事故に係る訴えの提起について
- 1 ミューザ川崎シンフォニーホールとは
- 2 ミューザ川崎シンフォニーホールの概要
- 3 歴史
- 4 東日本大震災による被害
固有名詞の分類
日本のコンサートホール |
水戸芸術館 ライフポートとよはし ミューザ川崎シンフォニーホール 金沢歌劇座 サラマンカホール |
神奈川県のホール |
横浜みなとみらいホール ハーモニーホール座間 ミューザ川崎シンフォニーホール パシフィコ横浜 神奈川県立音楽堂 |
- ミューザ川崎シンフォニーホールのページへのリンク