ホンダ・VFR1200F 車両解説

ホンダ・VFR1200F

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 02:25 UTC 版)

車両解説

VFR(800)の後継車種として開発された。車体はシリーズ伝統のアルミダイキャストフレームならびに片持ちスイングアームを採用。また搭載されるエンジンは同社ならびに市販2輪車としては世界初のスロットルバイワイヤを採用した排気量1,236cc・シリンダーバンク角76°となるSC63E型水冷4ストローク4バルブSOHCV型4気筒で、その出力はシャフトドライブ駆動される。

VFR1200F

ツアラーとしての性格を強めたモデルでフルカウルを装備。型式名EBL-SC63。

2010年3月5日に6速マニュアルトランスミッションを搭載するモデルが同月18日より発売されることを発表した[1]

さらに同年6月29日に2輪車として世界初のデュアルクラッチトランスミッションを搭載するVFR1200F Dual Clutch Transmission[注 1]が同年7月29日より発売されることを発表した[3]

  • 本モデル用DCTは任意で3モードの変速タイプを選択することが可能。

上述2モデルは2012年2月28日、同年3月2日発売[4]で以下のマイナーチェンジを実施。

VFR1200X

VFR1200X

1200Fをベースに同社のクロスオーバーコンセプト[注 2]に基づいて開発・製造されたモデルである[注 4]

2011年に型式名SC70・車名Crosstourer(クロスツアラー)で輸出専売モデルとして発売された。日本国内ではM-TEC2012年5月25日に同年6月25日よりVFR800X MUGENと同様に同社が輸入し同社製スリップオンマフラーやオリジナルデカールを装着し、VFR1200X MUGENおよびDCTを搭載するVFR1200XD MUGENとしてDREAM店ならびに無限テクニカルショップ限定で発売することを発表した[6]

正規の日本仕様車は2014年2月21日にDCT仕様車のみが前後連動のコンバインドABSETC車載器・グリップヒーター・メインスタンドなどを標準装備する型式名EBL-SC70、車名VFR1200X デュアル・クラッチ・トランスミッション として同年3月7日より発売することが発表された[5]


注釈

  1. ^ 総排気量が650ccを超えているためAT限定大型自動二輪車免許では、2019年11月まで運転できなかった。
  2. ^ 2輪車開発における新たなチャレンジの方向性で異なる価値を高次元で融合させる思想[5]
  3. ^ 日本国内専売モデルで海外向け仕様は排気量をアップさせたCB500X。
  4. ^ 同コンセプトで販売された400X[注 3]NC700X/750XVFR800Xとの大きな相違は、上述3種では前後輪17インチキャストホイールを装着するのに対し、本モデルでは前輪19インチ・後輪17インチのチューブレスタイヤ装着可能なスポークホイールとされた点である。

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