ホンダ・オデッセイ
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3代目 北米仕様 RL3型(2005年 - 2010年)
ホンダ・オデッセイ(3代目北米仕様) RL3型 | |
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フロント | |
リア | |
概要 | |
製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2005年 - 2010年 |
ボディ | |
乗車定員 | 7/8人 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン |
J35A型(標準):3.5L V6 SOHC VTEC J35A型(VCM):3.5L V6 SOHC i-VTEC |
最高出力 |
標準: 244hp(247PS)/5,600rpm VCM: 244hp(247PS)/5,750rpm |
最大トルク |
標準: 240ft·lbf(33.2kgf·m)/5,000rpm VCM: 245ft·lbf(33.9kgf·m)/4,900rpm |
変速機 | 5速AT |
サスペンション | |
サス前 | ストラット式 |
サス後 | ダブルウィッシュボーン式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 118.1in(3,000mm) |
全長 | 201.0in(5,105mm) |
全幅 | 77.1in(1,958mm) |
全高 |
68.8 - 70.0in (1,748 - 1,778mm) |
車両重量 |
4,374 - 4,678lbs (1,988 - 2,122kg) |
2005年にモデルチェンジを実施した。グレードは「LX」、「EX」、「EX-L」、「Touring」の4つが設定された。
ボディサイズは全幅が38mm大きくなり、重量も増加したが、全長と室内空間は先代とほとんど変わらない。ボディ設計には2005年シビックから用いているACE(Advanced Compatibility Engineering)ボディデザインを取り入れ、サイドカーテンエアバッグやスタビリティコントロールを全モデルに搭載している。後部ドアウィンドウはサンシェードが内蔵されている。3列目のマジックシートは6対4に分割するデザインに変更され収納しやすくなった。その他デュアルグローブボックスや、先代ではスペアタイヤが入っていたスペースを利用した床下の回転収納が採用された。シフトレバーの配置はコラムシフトからインパネシフトに変更された。
エンジンは255hpに向上し(SAE[要曖昧さ回避]の新ガイドラインにより2006年モデルでは244hp SAE net)、「EX-L」と「Touring」のエンジンにはVCMが採用された。2005年モデルのEPA燃費評価は、VCM採用車が20/28mpg(City/Highway)で、VCM非搭載の「LX」、「EX」は18/26mpgである。EPAの2007年新基準では、VCM搭載車が17/24mpg、VCM非搭載車は16/23mpgとなっている。
i-VES(iN-Vehicle Entertaintment System)に変わってDVDベースの「リアエンターテイメントシステム」となった。「Touring」にはパワーテールゲートやがミシュランのランフラットPAXタイヤが装備されており、パンクしても125mile(201km)を走行できる。しかし、PAXタイヤの扱いには特別な設備や訓練が必要であり、入手性や価格、耐久性の問題もあり、2008年モデルではオプション設定に変更となった。
「EX」以上には「Plus-One」と呼ばれる補助席が2列目に用意されており、取り外しができる。
2008年、フェイスリフトが行われ、全モデルアクティブヘッドレスト、昼間点灯、デジタルオーディオプレーヤーポートが装備された。フロントグリルはアコードに似たデザインとなり、テールランプも変更された。これまではカーナビゲーション搭載車のみだったリアビューカメラが、ナビゲーション非搭載の「EX-L」にも用意され、インナーリアビューミラー内にモニターが内蔵された。「Touring」ではBluetoothがフルサポートされた。
2008年、2009年と2年連続でアメリカでのベストセラーミニバンとなっている。アメリカのコンシューマー・レポート誌でも、アメリカで販売されるミニバンの中で最もFun-to-driveな車であるとされた。
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後期型
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後期型 EX(フロント)
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後期型 EX(リア)
注釈
- ^ 当時のホンダは業績低迷の中、新型車製造にあたって生産ラインの改修へ資金を投じる余裕がないなどの制約から、初代のボディサイズが決定したといわれている。
- ^ “コンディションメーター”の名称で、液晶表示ユニットタイプ。設置方法はインパネ中央部エアコン吹き出し口下にビルトイン(純正の時計と入れ替え)とダッシュボード中央部上置きの2種類が存在した。表示内容はバーグラフ式のタコメーターとともに、時計、外気温、電圧の表示を切り替えて選択できた。
- ^ 4代目では再び元に戻されている。なお、Eは大文字でありながら高さは前後の小文字と同じとなっている(各世代の写真参照)
- ^ なお、Hondaスマートカードキーシステムのオプション化と「パワーユーティリティパッケージ」の装備内容変更は「M」にも適応。
- ^ 「アブソルート」のみ、パドルシフトでのマニュアルシフトが可能。
- ^ オデッセイの「e:HEV」への呼称変更に伴い、日本国内におけるHonda車の2モーターハイブリッドシステム搭載車はすべて「e:HEV」へ統一された。
- ^ 二輪車においては新大洲本田摩托有限公司製のスーパーカブ(JBH-AA04型・EBJ-JA10型)、トゥデイ(BA-AF61型・JBH-AF67型)、ジョルノ(JBH-AF70型)、ディオ(BA-AF62型・JBH-AF68型)や、五羊-本田摩托(広州)有限公司製のディオ110(EBJ-JF31型)、スペイシー100(BC-JF13型)、リード(EBL-JF19型)、ベンリィ(スクーター各型)、CB125F(EBJ-JC64型)などの例がある。
- ^ 工場出荷時は機能オフ設定となっているので、機能オンにするにはディーラーの専用機器によるセッティング作業(ディーラーオプション扱い)が必要。
出典
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第46号15ページより。
- ^ “オデッセイ(ホンダ)1994年10月~1999年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月22日). 2020年1月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第23号13ページより。
- ^ ホンダ、「次期 オデッセイ」プロトタイプの概要を発表、第33回 東京モーターショーにて公開ホンダ4輪製品ニュース 1999年10月18日 2013年10月27日閲覧
- ^ “オデッセイ(ホンダ)1999年12月~2003年9月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月22日). 2020年1月22日閲覧。
- ^ “オデッセイ(ホンダ)2003年10月~2008年9月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月22日). 2020年1月22日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第85号17ページより。
- ^ “「オデッセイ」の車高が14センチ上がったワケ”. 東洋経済デジタル (東洋経済新聞社). (2013年11月1日) 2014年10月28日閲覧。
- ^ オデッセイ、国内累計販売台数100万台達成
- ^ “オデッセイ(ホンダ)2008年10月~2013年10月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月22日). 2020年1月22日閲覧。
- ^ Honda Announces Pricing for All-New 2011 Odyssey
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第92号13ページより。
- ^ 新型「オデッセイ」をホームページで先行公開 - Honda ニュースリリース 2013年9月26日
- ^ 新型上級ミニバン「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」を発売 - Honda ニュースリリース 2013年10月31日
- ^ “Hondaの新価値MPVコンセプトモデル「Concept M」を2013年上海モーターショーで世界初公開”. 本田技研工業ニュースリリース (2013年4月20日). 2015年1月14日閲覧。
- ^ ホンダ、新型「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」 Car Watch 2013年10月31日
- ^ 『「ODYSSEY(オデッセイ)」に新タイプ「G・エアロパッケージ」を追加し発売』(プレスリリース)本田技研工業、2014年5月15日 。2014年5月15日閲覧。
- ^ “领航时代,非同凡享 全新奥德赛(ODYSSEY)魅力来袭” (中国語). 広汽本田汽車 (2014年8月8日). 2015年1月14日閲覧。
- ^ 『オデッセイ 20周年特別仕様車「ABSOLUTE・20th Anniversary」を発売』(プレスリリース)2014年10月17日 。2014年10月17日閲覧。
- ^ 『「ODYSSEY(オデッセイ)」を一部改良し発売 ― 「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を搭載 ―』(プレスリリース)本田技研工業、2015年1月22日 。2015年1月22日閲覧。
- ^ 『「ODYSSEY ABSOLUTE(オデッセイ アブソルート)」に特別仕様車を設定し発売』(プレスリリース)本田技研工業、2015年9月17日 。2015年9月17日閲覧。
- ^ 『新型上級ミニバン「ODYSSEY HYBRID(オデッセイ ハイブリッド)」をホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業、2015年12月25日 。2015年12月25日閲覧。
- ^ 『「オデッセイ」「オデッセイ アブソルート」を一部改良し発売〜新たにハイブリッドモデルを追加〜』(プレスリリース)本田技研工業、2016年2月4日 。2016年2月4日閲覧。
- ^ 『「ODYSSEY」をマイナーモデルチェンジして発売』(プレスリリース)本田技研工業、2017年11月16日 。2017年11月16日閲覧。
- ^ 『「ODYSSEY」をマイナーモデルチェンジし発売』(プレスリリース)本田技研工業、2020年11月5日 。2020年11月5日閲覧。
- ^ 『オデッセイ 環境仕様書』(PDF)(プレスリリース)本田技研工業 。2021年5月2日閲覧。
- ^ “マジかよ…… さらば超名門車オデッセイ!! 2021年内3車種販売終了でホンダ大改革の行方”. ベストカーWeb (講談社ビーシー). (2021年6月15日) 2021年6月15日閲覧。
- ^ 『2023年冬発売予定の「ODYSSEY」改良モデルをホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2023年4月7日 。2023年12月7日閲覧。
- ^ 『「ODYSSEY」を一部改良し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2023年12月7日 。2023年12月7日閲覧。
- ^ 「ミニバンブームの先駆け「オデッセイ」2年ぶり復活…ホンダ初、中国生産車を国内投入」『読売新聞』、2023年4月7日。2023年4月7日閲覧。
- ^ ““黒強調”した5m超え新「オデッセイ」発表! 「ブラックエディション」11月上旬に墨市場で発売”. くるまのニュース. 2022年10月29日閲覧。
- 1 ホンダ・オデッセイとは
- 2 ホンダ・オデッセイの概要
- 3 概要
- 4 初代 RA1/2/3/4/5型(1994年 - 1999年)
- 5 2代目 RA6/7/8/9型(1999年 - 2003年)
- 6 2代目 北米仕様 RL1型(1999年 - 2004年)
- 7 3代目 RB1/2型(2003年 - 2008年)
- 8 3代目 北米仕様 RL3型(2005年 - 2010年)
- 9 4代目 RB3/4型(2008年 - 2013年)
- 10 4代目 北米仕様 RL5型(2010年 - 2017年)
- 11 5代目 RC1/2/4型(2013年 - 2022年、2023年 - )
- 12 5代目 北米仕様 RL6型(2018年 - )
- 13 車名の由来
- 14 関連項目
固有名詞の分類
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