ファイヤーフォックス (映画) ソフト化

ファイヤーフォックス (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/26 03:47 UTC 版)

ソフト化

これまでにリリースされたものとしては、レンタル・販売用VHS版(翻訳:戸田奈津子)、VHS廉価版及びDVD版が約125分で、LD版及びBD版が約137分となっている。

この125分版はアメリカのケーブルテレビでの放送用にイーストウッド自身が公開後に再編集したものだが、その後のアメリカでの販売ソフトではメディアを問わず全て137分版が使用されている(日本での劇場公開はオリジナルの137分版だった)。

これらの中で、ほぼオリジナル通りの(と思われる)137分ノートリミング版は1996年に2度目にリリースされたLD盤だけで、その後リリースされたDVD版はノートリミングであるものの125分である(中国語、タイ語、インドネシア語などを含む8ヶ国語の字幕スーパー、約30分のドキュメント映像つき。わずかだがクレイグ・トーマスのコメントもある)。レンタルソフト店舗に置かれているDVDは、このバージョンのようだ。

125分版でカットされている主なシーンは、

  1. ガントの訓練シーン(数分間に渡る大幅カット)
  2. モスクワ警察のトルティエフ警部による捜査場面の幾つか
  3. ビリアルスクに向かう途中、検問所を出た直後のウペンスコイとの会話
  4. バラノヴィッチ博士の心情の吐露
  5. 奪取された直後、アンドロポフ議長とクトゥゾフ空軍元帥が責任のなすりあいをして、書記長が止めに入るシーン

 であるが、2についてはテレビでの放映では逆にカットされていないことも多かった。また、カットされていなければ、1で、ガントが作戦の概要を全て明かされていないことに最初から不安を感じていたことや、3によって、とっつきにくい男ウペンスコイのガントへの気遣いがわかるようになっていた。


注釈

  1. ^ テレビ朝日版のクレジット表記では第一書記
  2. ^ 形状による電波反射の制御や吸収材による実在のステルス技術とは異なり、何らかのECM装置によって自機のレーダー反応を消すことができる。原作の続編では、ステルス機能が故障したようだが、原理不明のため修理不可能といった描写がある。
  3. ^ 彼は傭兵を率いてコモロでクーデターに成功し、1990年代初頭までコモロの事実上の支配者として君臨した。
  4. ^ これを意識したものか、小説の続編中に「ロンドンに居る」という錯覚を持たせようとしてビッグ・ベンを窓外に映写させるくだりがある。

出典

  1. ^ Firefox” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年7月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e マーク・エリオット:著、笹森みわこ・早川麻百合:訳『クリント・イーストウッド―ハリウッド最後の伝説』 早川書房 2010年 ISBN 978-4-15-209103-1
  3. ^ マイクロソフトプレス/デヴィッド・チェル:編、鶴岡雄二:訳『実録!スーパー映画人』 アスキー 1987年 ISBN 4-87148-272-3
  4. ^ a b c マイケル・ヘンリー・ウィルソン:編、石原陽一郎:訳『孤高の騎士クリント・イーストウッド 映像作家が自身を語る』 フィルムアート社 2008年 ISBN 978-4-8459-0819-6
  5. ^ Firefox”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年9月29日閲覧。
  6. ^ Firefox Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年9月29日閲覧。





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