ピアノ協奏曲第3番 (モーツァルト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 15:14 UTC 版)
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第3番も、第1番から第4番までのピアノ協奏曲と同様、他者のソナタからの編曲で、西方への旅行から帰国した直後に第2番に続いて、1767年の7月にザルツブルクで作曲された。
第1楽章はレオンツィ・ホーナウアーのソナタ(作品2の1)の第1楽章、第2楽章はヨハン・ゴットフリート・エッカルトのソナタ(作品1の4)の第1楽章、第3楽章はカール・フィリップ・エマヌエル・バッハのチェンバロのための小品集の曲「ボヘミア人 "La Boehmer"」(Wq.117の26)の転用であるが、モーツァルトは恐らく、曲想に合わせてトランペットを加えた。
第1楽章のみモーツァルト自作のカデンツァ(K.624(626aII-c))が残されている(第3楽章は原曲の曲調のためかカデンツァは付けられていない)。
手稿譜は他の3曲と共にクラクフのヤギェウォ大学に所蔵されている。
楽器編成
独奏ピアノ、オーボエ2、ホルン2、トランペット2、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、バス
構成
3楽章の構成で、演奏時間は約13分。
- 第1楽章 アレグロ・マエストーソ、ニ長調、4分の4拍子
- 第2楽章 アンダンテ、イ長調、4分の2拍子
- 第3楽章 プレスト、ニ長調、8分の3拍子
外部リンク
- 『新モーツァルト全集』におけるピアノ協奏曲第3番の楽譜
- Piano Concerto No. 3の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- 第1楽章の演奏 - YouTube
- 第2楽章の演奏 - YouTube
- 第3楽章の演奏 - YouTube
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