ピアノ協奏曲第15番_(モーツァルト)とは? わかりやすく解説

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ピアノ協奏曲第15番 (モーツァルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 07:09 UTC 版)

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ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K. 450 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲である。

概要

1784年3月15日ウィーンで自身が演奏する目的で作曲され、初演は同年の3月24日に行われた。本作からモーツァルトは、それまでのピアノ協奏曲のあり方を刷新し、自己の芸術的な欲求を打ち出したピアノ協奏曲を作曲するようになった。モーツァルトは本作から第17番までの3曲を「大協奏曲」と呼んで第14番と区別しているが、本作はピアノのテクニックや表現上の可能性の拡大が試みられているだけでなく、オーケストラの編成が増強され、オーケストラに独立した役割を与えている。

またモーツァルトは、父レオポルトに宛てた手紙の中で本作と第16番を比較して、

2つとも、ひと汗かかせる協奏曲だと思います。でも、難しさという点では変ロ長調の方がニ長調以上です。[1]

と記しており、モーツァルト自身この作品の難易度の高さを指摘している。

楽器編成

独奏ピアノフルート(第3楽章のみ)、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、弦五部

曲の構成

全3楽章、演奏時間は約24分。なお、モーツァルトは第2楽章の大部分を完成した後に根本的に作り直しており、その作り直す前の初稿が存在する(詳細は新モーツァルト全集の校訂報告より)。

脚注

  1. ^ Hutchings (p. 290)
  2. ^ Mercado, Mario R.; Zaslaw, Neal (June 1999). “Book Review: Mozart's Piano Concertos: Text, Context, Interpretation by Neal Zaslaw”. Notes. Second Series (Music Library Association) 55 (4): 879–883. doi:10.2307/899584. JSTOR 899584. 

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