ヒリュウシダ属 ヒリュウシダ属の概要

ヒリュウシダ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 22:56 UTC 版)

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ヒリュウシダ属
Blechnum spicant
分類
: 植物界 Plantae
: シダ植物門 Pteridophyta
: シダ綱 Pteridopsida
: ウラボシ目 Polypodiales
: シシガシラ科 Blechnaceae
: ヒリュウシダ属 Blechnum
学名
Blechnum L. 1753[1]
タイプ種
Blechnum occidentale L.
シノニム
  • Blechnidium T. Moore
  • Blechnopsis C. Presl
  • Blechnum sect. Parablechnum (C. Presl) T. Moore
  • Diploblechnum Hayata
  • Distaxia C. Presl
  • Homophyllum Merino
  • Lomaria sect. Lomaridium (C. Presl) J. Sm.
  • Lomaria Willd.
  • Lomaridium C. Presl
  • Lonchitis-aspera Hill ex Farw.
  • Mesothema C. Presl
  • Orthogramma C. Presl
  • Parablechnum C. Presl
  • Spicanta C. Presl
  • Spicantopsis Nakai
  • Stegania R. Br.
  • Struthiopteris F.W. Weiss
  • Struthiopteris Scop.

本文参照

B. penna-marina・図版

特徴

根茎は直立するかまたは僅かに匍匐し、多数の葉を密生する[2]。幅が狭くて縁が滑らかな鱗片を付ける。一部には木生シダになる種がある。

葉は多くは単羽状となるが、単葉のものもある。葉質はやや厚手。側羽片は数が多く、それぞれは細長くて縁が滑らか。主軸や羽片の軸の表に溝があるが、それらが互いに流れ込むようにはなっていない。葉脈は遊離しているか、胞子嚢群で繋がりあう。栄養葉と胞子葉が分かれるものと分かれないものがあり、区別がある場合には、胞子葉の方が羽片の幅が狭い。

胞子嚢群は細長く伸びた形で、中肋に沿って伸びる。苞膜は胞子嚢群を覆って細長く、中肋の反対側で葉に繋がり、中肋に向かって裂開する。

分布など

シシガシラ科の中では本属はもっとも多様性に富み、大部分が南半球に分布する。大きさではニュージーランドB. nigrum は葉の長さが10cmにしかならず、他方でチリファン・フェルナンデス諸島に固有のソテツバシシガシラ B. cycadifolium木生シダで、高さ1.5m以上、茎の径は20cmに達する[3]


  1. ^ Blechnum L. Tropicos
  2. ^ 以下、記載は岩槻編(1992),p.155
  3. ^ 栗田(1997),p.37
  4. ^ 田川(1959)p.143
  5. ^ 岩槻編(1992),p.155
  6. ^ 岩槻編(1992),p.155
  7. ^ 栗田(1997),p.37
  8. ^ 高橋(1997)p.594


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