ニコロ・パガニーニ
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パガニーニの主題
パガニーニの演奏、楽曲はリストやシューマンなど当時の作曲家に多大な影響を与え、以後様々な作曲家がその主題によるパラフレーズや変奏曲を書いた。特に『24の奇想曲』の第24番や『ヴァイオリン協奏曲第2番』の第3楽章「鐘のロンド(ラ・カンパネッラ)」は繰り返し用いられた。パガニーニの主題を用いた他の作曲家の作品を以下に示す。
24の奇想曲
- ヨハン・ネポムク・フンメル
- ピアノのための幻想曲「パガニーニの思い出」
- イグナーツ・モシェレス
- パガニーニ風の珠玉(3曲)
- ヨハン・バプティスト・クラーマー
- パガニーニの回想
- ロベルト・シューマン
- パガニーニの奇想曲による練習曲 作品3 (6曲)
- パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 作品10 (6曲)
- フランツ・リスト
- パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S. 140 (6曲)
- パガニーニによる大練習曲 S. 141 (6曲)
- フェルッチョ・ブゾーニ
- パガニーニ風の序奏とカプリッチョ
- ルイージ・ダッラピッコラ
- パガニーニのカプリッチョによるカノン風ソナチナ
第24番「主題と変奏」
- イグナッツ・フリードマン
- パガニーニの主題による練習曲(変奏曲形式で作曲)op.47b
- ハンス・ブレーメ
- パガニーニアーナ
- ユルク・バウアー
- パガニーニアーナ
- フランツ・リスト
- パガニーニによる超絶技巧練習曲第6番 イ短調 S. 140-6「主題と変奏」
- パガニーニによる大練習曲第6番 イ短調 S. 141-6「主題と変奏」
- ヨハネス・ブラームス
- パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 作品35(2巻)
- セルゲイ・ラフマニノフ
- パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 作品43(ピアノと管弦楽)
- ヴィトルト・ルトスワフスキ
- ボリス・ブラッハー
- パガニーニの主題による変奏曲
- アレクサンドル・ローゼンブラート
- パガニーニの主題による変奏曲
- ファジル・サイ
- パガニーニの主題による変奏曲
- 中野二郎
- パガニーニの主題による30の変奏曲 (ギター独奏)
- 一柳慧
- パガニーニ・パーソナル (マリンバとピアノ、岩城宏之が作詞し編曲した合唱付き版もある)
- ナタン・ミルシテイン
- パガニーニアーナ(ヴァイオリン独奏)
- ジョージ・ロックバーグ
- カプリース変奏曲
- アルフレート・シュニトケ
- ア・パガニーニ(ヴァイオリン独奏)
- ジェイムズ・バーンズ
- パガニーニの主題による幻想変奏曲(吹奏楽)
- アンドルー・ロイド・ウェバー
- Variations(チェロ・弟のチェロ奏者ジュリアン・ロイド・ウェバーのために書いた変奏曲)
- マルク=アンドレ・アムラン
- パガニーニの主題による変奏曲
鐘のロンド(ラ・カンパネッラ)
- フリードリヒ・クーラウ
- ピアノのための華麗なロンド「鐘」
- アンリ・エルツ
- 「鐘」による行進曲とロンド
- フランツ・リスト
- パガニーニの「鐘」による華麗な大幻想曲 S. 420
- パガニーニによる超絶技巧練習曲第3番 変イ短調 S. 140-3「ラ・カンパネッラ」
- パガニーニによる大練習曲第3番 嬰ト短調 S. 141-3「ラ・カンパネッラ」(一般にピアニストのレパートリーとしての「ラ・カンパネッラ」はこの曲を指す)
- ヨハン・シュトラウス1世
- パガニーニ風のワルツ 作品11
- マルカンドレ・アムラン
- 短調による12の練習曲第3番「パガニーニ=リストによる」
その他の主題曲
- フレデリック・ショパン
- 変奏曲「パガニーニの思い出」イ長調
- 四手のための変奏曲 ニ長調
- 上記2曲とも「ヴェニスの謝肉祭」を主題にしている。
- アンリ・エルツ
- パガニーニの最後のワルツ
- パガニーニのロンド
- フランツ・レハール
- オペレッタ『パガニーニ』
- アルフレード・カゼッラ
- パガニーニアーナ
- マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ
- 悪魔のカプリッチオ〜パガニーニ讃(ギター独奏)
- ^ 中野京子『中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇』文藝春秋、2016年、84頁。ISBN 978-4-16-390308-8。
- ^ 『音楽と病 病歴に見る大作曲家の姿』、ジョン・オシエー著、法政大学出版局、ISBN 4-588-02178-8
- ^ Paloma Valeva (フランス語) https://palomavaleva.com/jean-baptiste-vuillaume-luthier-francais/
- ^ ロッキンf(立東社) 1986年3月号 87p
- ^ Leopold Auer, Violin Playing as I Teach It (1920)
- ^ “(2859) Paganini = 1973 AT1 = 1978 RW1 = 1980 DU5”. MPC. 2021年10月2日閲覧。
固有名詞の分類
ロマン派の作曲家 |
ルイージ・アルディーティ チャールズ・カドマン ニコロ・パガニーニ ヨーゼフ・ラインベルガー ジョージ・フレデリック・ピント |
イタリアの作曲家 |
エヴァリスト・ダッラーバコ クラウディオ・メールロ ニコロ・パガニーニ ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ ジュリオ・デ=ミケーリ |
イタリアのヴァイオリニスト |
エヴァリスト・ダッラーバコ ニコロ・パガニーニ ジュリアーノ・カルミニョーラ ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ ロベルト・レガッツィ |
クラシックギター奏者 |
アナ・ヴィドヴィチ ニコロ・パガニーニ セルジオ・アサド セレドニオ・ロメロ フェルナンド・ソル |
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