ロマン派作曲家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:41 UTC 版)
「ニコロ・パガニーニ」の記事における「ロマン派作曲家」の解説
フランツ・シューベルトはパガニーニがウィーンに来た際に、家財道具を売り払ってまで高いチケットを買って(友人の分まで奢って)パガニーニの演奏を聴き(ちなみに、この時にシューベルトが聴いたといわれているのが「鐘のロンド」を持つ『ヴァイオリン協奏曲第2番』である)、「天使の声を聞いた」と感激した。金銭に関して執着しないシューベルトらしい逸話である。この台詞は正確には「アダージョでは天使の声が聞こえたよ」と言ったものである。派手な超絶技巧よりもイタリアオペラに近い音色の美しさをとらえるシューベルトの鋭い感性も覗える。 またフランツ・リストは、初恋に破れ沈んでいた20歳の時にパガニーニの演奏を聞いて、「僕はピアノのパガニーニになる!」と奮起し、超絶技巧を磨いたという逸話もある(リストは『ヴァイオリン協奏曲第4番』を聴いたといわれている)。
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