ジョージ・ロックバーグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 06:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ジョージ・ロックバーグ George Rochberg |
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生誕 | 1918年7月5日![]() |
死没 | 2005年5月29日(86歳没)![]() |
ジョージ・ロックバーグまたはロッチバーグ(George Rochberg、1918年7月5日 ニュージャージー州パターソン - 2005年5月29日 ペンシルベニア州ブリンモー)はアメリカ合衆国の作曲家。ユダヤ系。マネス音楽大学(マンズ音楽大学)にてジョージ・セルらに師事。1968年までペンシルベニア大学音楽学部主任教授を務め、その後も1983年まで教壇に立ち続けた。
1963年に息子の死を機に音列技法を棄て、セリエルは情緒豊かな表現力に欠けており、悲しみや憤りを表現するに似つかわしくない、と述べた。1970年代までは、しばしばあからさまな調性音楽によって、議論を呼び起こした。ロックバーグは無調性を抽象画に、調性を具象画になぞらえ、自らの芸術的な足跡についてはフィリップ・ガストンのそれと比較した上で、「具象性と抽象性との緊張感」が自分達の原理となっているとした。(1992年の発言から)
ロックバーグの後期作品はしばしば作曲様式において新ロマン主義的であり、マーラー的ですらある。恐らく最も有名な作品は、パッヘルベルのカノンを主題とする変奏楽章を含んだ、「弦楽四重奏曲 第6番」であろう。
他人の作品からの引用を含んだコラージュ作品はさほど多くない。たとえば「死と時間に抗って "Contra Mortem et Tempus" 」では、ピエール・ブーレーズやルチアーノ・ベリオ、エドガー・ヴァレーズ、チャールズ・アイヴズの作品からの引用楽句が含まれる。
アイザック・スターンや田崎悦子と親交が深かった。
主要作品
- 交響曲第1番
- 交響曲第2番
- 交響曲第5番
- ヴァイオリン協奏曲
- 黒い響き Black Sounds
- 大吹奏楽のための「黙示録」 Apocalyptica
- 弦楽合奏のための「超絶的変奏曲」 Transcendental Variations
参考文献
- Rochberg, George (1992). Guston and Me: Digression and Return. Contemporary Music Review 6 (2), 5–8.
固有名詞の分類
アメリカ合衆国の作曲家 |
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