ナイトストライカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 03:08 UTC 版)
音楽
BGMはZUNTATAのMar.こと高木正彦が作曲。ナイトストライカー発売年の「第3回ゲーメスト大賞」ではベストVGM大賞で第3位を受賞し、翌年の「第4回ゲーメスト大賞」のベストアルバム大賞で、ベストVGM大賞で1位を獲得した『グラディウスIII -伝説から神話へ-』を抑えて、『ダライアスII』とのカップリング版で1位を獲得している。
スタッフ
アーケード版
- プロデューサー:菅原徹
- ディレクター:海道賢仁
- ソフトウェア:菅原徹、橋本英樹、つかのとしあき、TMR-WIN IROMUST(津森康男)、きたばやしたかし
- キャラクター:五十嵐恒三、いしのみのり、こじまたかこ、海道賢仁
- ハードウェア:真田敏之
- エレクトリック:たけだとみお
- メカニック:やまもととおる、ひらたとおる、すずきとみお、いわさきのぶゆき
- デザイン:関口忍、のむらあきお
- 音楽:MAR.(高木正彦)
- 効果音作成:NUI(大縫一行)、YASU(渡部恭久)
- エグゼクティブ・プロデューサー:長谷川桂祐
メガCD版
- プロデューサー:今村善雄
- ディレクター:しおかわたかし
- プログラマー:ひさやだいこく、横田義弘
- アーティスト:もりかわむねのり、横瀬さとみ、五反葉子、SHRINE
- サウンド・アレンジ:小倉久佳、河本圭代、渡部恭久、中澤秀一郎、高木正彦
- ミックス・エンジニア:早乙女正雄
- アシスタント・エンジニア:らくみつよしひろ
- マニピュレーター:関島雅樹
- スペシャル・サンクス:海道賢仁、竹島英司、アンソニー・ガル、佐藤よういち、ポニーキャニオン、サイトロン・アンド・アート
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||||||
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アーケード版
- ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第3回ゲーメスト大賞」(1989年度)において大賞8位を獲得、その他にベストシューティング賞7位、ベスト演出賞6位、ベストグラフィック賞6位、ベストVGM賞4位、ベストキャラクター賞ではインターグレイが9位を獲得した[25]。
- 1991年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では4位を獲得、同誌のコメントでは「どちらかといえば地味で、しかも発売台数は決して多いとはいえないこのゲームが、なぜ人気投票4位の支持を得たのだろうか。その秘密のひとつは、このゲーム独自の世界観がはっきりと打ち出されていたからではないだろうか」、「アンケートを細かく調べてみると、ナイトストライカーに思いを入れたプレイヤーは一番好きなゲームに迷わずこのゲームをあげ、2位、3位にこのゲームをあげるということが少ない。それだけ、このゲームはプレイヤーの心をしっかりととらえたのだ」、「座ってみると左右と天井にライトがついていて、プレイ画面に合わせて光点が流れ、超高速で飛行している感覚が味わえる。(中略)さらにスピーカーが4つとボディソニックでサウンド面も充実」などと評されている[26]。
- 1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「ナイトストライカーは『究極の世界観』を造り上げることに成功した数少ない作品のひとつである」、「ゲーム全体が高いレベルで統一され、その近未来的な造詣デザインや神秘的で躍動感溢れるミュージックなどはプレイした者すべてを魅了し、筐体が全国で333台しか出回らなかったにもかかわらず多くのファンから絶大な支持を受けた」、「このゲームはシューティングゲームでありながら『弾を撃たないで、かつ攻撃をくらわずにクリアする』と得られる隠し要素の『パシフィストボーナス』がマニアの話題を呼んだことでも有名だ」と紹介されている[27]。
メガCD版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・6・5・4の合計21点(満40点)となっている[14]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.5 | 4.1 | 3.4 | 3.7 | 3.6 | 3.4 | 21.8 |
- ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年、太田出版)では、「メガドラの楽しみは、バネの反発力に似ている。(中略)中でもバネがはじける大逆転劇だったのが、メガCD版『ナイトストライカー』だ」、「エンジンが始動した瞬間、ジャギーだらけの粗い画面からは、本物のプレイ感覚が、動きが、風圧が吹きつけてきたのだ」と評している[24]。
PlayStation版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では5・4・4・4の合計17点(満40点)[15]、『Play Station Magazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.4点(満30点)となっている[21]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.0 | 3.4 | 2.8 | 3.3 | 3.1 | 2.9 | 18.4 |
セガサターン版
ゲーム誌『SATURN FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.1点(満30点)となっている[22]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.1 | 3.5 | 2.9 | 3.3 | 3.2 | 3.1 | 19.1 |
関連作品
- 太鼓の達人
- 業務用「9」と家庭用に本作のCITY面BGM『URBAN TRAIL』が収録されている。
- ダライアスバースト クロニクルセイバーズ
- 自機にインターグレイが出演。バースト攻撃時は原作では敵機が装備していたバリアとホーミングミサイルを放ち(TステージやUステージの強化ショットに近い。)、バリアの防御によってバーストカウンターができる。パシフィストボーナスも健在。
注釈
- ^ 連射速度は基板に搭載されたディップスイッチで切り替え可能。
- ^ 路肩に設置されている円筒形のポットには衝突判定はあるが、ぶつかってもシールドが減少しない。
- ^ 初期値は3 - 6ポイント。ディップスイッチ設定で変更可能。
- ^ 回復数はディップスイッチにより、0 - 3の範囲で設定可能。
- ^ 簡単に説明すると単純な上・下・左・右のデジタル操作ではなく、それぞれの方向が数百段階の数値で管理され微細かつ俊敏な操作が可能となる(厳密な意味でのアナログとは異なるが、本項では当時の記載に順じる)。当時この操作を実現するには高価な操作デバイスが必要だったので、アナログ操作に対応した周辺機器が出ていることはリッチなゲーム機(パソコン)の証であった。
- ^ 当時はアーケードゲームの開発セクションと家庭用ゲーム機の担当セクションは綿密な連携を取る事が少なく、(本ソフトの話ではないが)アーケード版スタッフが家庭用ゲーム機への移植を販売後に知る事すらあったという。なので海道はソースの非提供については関与していない。
- ^ ミッションスティックの後にリリースされたセガマルチコントローラー(パッド)「マルコン」を接続することでも相応のアナログ操作が出来るが、ソフトが想定していない機器のため、ミッションスティックでは移動できない画面の外にも移動できてしまうなど、致命的な不具合では無いがゲームの面白さを損なう状況が発生してしまう。
出典
- ^ “ナイトストライカー開発秘話”. Togetter. 2020年7月23日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/kenji_kaido/status/330758684571496448”. Twitter. 2020年7月23日閲覧。
- ^ グラフィックは白い円型の弾が飛ぶ
- ^ 改造された筐体では左右のボタンでもソフトウェア連射が可能だった
- ^ a b c d ザ・ベストゲーム. 新声社. (1991年7月1日). p. 139
- ^ “ZUNTATA OFFICIAL SITE "Z-Field" - ZTTL-9010 ナイトストライカー アーケードサウンドトラック”. zuntata.jp. 2020年7月23日閲覧。
- ^ a b 週刊ファミコン通信 no.339. 株式会社アスキー. (1995年6月16日). p. 43
- ^ “https://twitter.com/kenji_kaido/status/330728394356576257”. Twitter. 2020年7月23日閲覧。
- ^ 翼とロケットエンジンのついたバックパックを背負った姿をしている
- ^ ラスボスを倒した後、背景にある敵本拠地にバイク型モジュールを突っ込ませて爆発させる
- ^ “ぱぱら快刀氏によるアーケード版&メガCD版ナイトストライカーについて”. Togetter. 2020年7月24日閲覧。
- ^ “メガドライブミニ2インタビュー。奥成氏が叶えた“サイバースティック”の夢とは?”. KADOKAWA GAME Linkage. 2022年7月21日閲覧。
- ^ “Night Striker”. Computer and Video Games (Future Publishing): 90. (July 1989). ISSN 0261-3697 2016年8月21日閲覧。.
- ^ a b “ナイトストライカー まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年3月12日閲覧。
- ^ a b “ナイトストライカー まとめ [PS]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年3月12日閲覧。
- ^ “Night Striker”. Your Sinclair (Future plc Dennis Publishing): 71. (September 1989). ISSN 0269-6983 2016年8月21日閲覧。.
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、867頁、雑誌26556-4/15。
- ^ “Mega-CD Review: Night Striker”. Mean Machines Sega (Emap International Limited) (11): 56,57. ISSN 0967-9014 2016年8月21日閲覧。.
- ^ “Night Striker”. Sega Power (Future plc) (46): 52,53. (September 1993). ISSN 0961-2718 2016年8月21日閲覧。.
- ^ Neil West (August 1993). “Night Striker”. Mega (Bath: Future plc) (11): 52. ISSN 0966-6206.
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、1023頁、雑誌26556-4/15。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、770頁、雑誌26556-4/15。
- ^ “ナイトストライカーS” (日本語). セガサターンマガジン (ソフトバンク): 228 2016年8月21日閲覧。.
- ^ a b 「Chapter 02 1989年」『メガドライブ大全(企画・編集:CONTINUE)』太田出版、2004年9月29日、168頁。ISBN 9784872338805。
- ^ a b c d e f 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、20 - 21頁、ISBN 9784881994290。
- ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、8 - 9頁、雑誌03660-7。
- ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、118頁、ISBN 9784881994290。
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