デール・マーフィー デール・マーフィーの概要

デール・マーフィー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/23 23:47 UTC 版)

デール・マーフィー
Dale Murphy
アトランタ・ブレーブスでの現役時代
(1984年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 オレゴン州ポートランド
生年月日 (1956-03-12) 1956年3月12日(67歳)
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手一塁手捕手
プロ入り 1974年 MLBドラフト1巡目
初出場 1976年9月13日
最終出場 1993年5月21日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

現役時代

1974年MLBドラフト1巡目でアトランタ・ブレーブスから指名され入団。

1976年9月13日にメジャーデビュー。当初は捕手だったがチームメイトに捕球が困難とされるナックルボーラーフィル・ニークロがいたことから、また盗塁を刺せなかったため1978年以後は一塁手を守ることが多くなり、1980年より外野手に転向した。

1982年は打点王のタイトルを獲得し、チームを地区優勝に導く。しかし、ポストシーズンではセントルイス・カージナルスとのナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ(NLCS)に敗れ、ワールドシリーズ進出はならなかった。オフにはMVPを受賞した。ブレーブス選手のMVP受賞は1957年ハンク・アーロン以来で、当時のフランチャイズはミルウォーキーであったため、アトランタ移転後は初めてであった。また、ゴールドグラブ賞も受賞した。

1983年はファン投票でMLBオールスターゲームに選出された。最終的に36本塁打、30盗塁を記録し「30-30」を達成。2年連続で打点王のタイトルを獲得した。オフには2年連続でMVPを受賞した。また、2年連続2度目のゴールドグラブ賞も受賞した。

1984年もファン投票でMLBオールスターゲームに選出された。最終的に本塁打王のタイトルを獲得した。オフには3年連続3度目のゴールドグラブ賞を受賞した。

1985年もファン投票でMLBオールスターゲームに選出された。最終的に2年連続で本塁打王のタイトルを獲得した。オフには4年連続4度目のゴールドグラブ賞を受賞した。

1985年もファン投票でMLBオールスターゲームに選出された。オフには5年連続5度目のゴールドグラブ賞を受賞した。

1986年7月8日に1981年9月26日からの連続出場が途絶えた。これにより歴代13位の740試合連続出場を記録。

ブレーブスでは15年間プレーし、1901安打、371本塁打、1143打点を記録し、先輩のハンク・アーロンエディ・マシューズに次ぐ球団記録を作った。(その後、後輩のチッパー・ジョーンズが2726安打、468本塁打、1623打点を記録してマーフィーの記録を抜き、現在は通算4位。)

1988年には前年の打率.296から一気に.226まで低下。1990年8月3日にフィラデルフィア・フィリーズにトレードされる。1980年代半ばからずっと低迷を続けたチームは、この1990年も最下位に終わるが翌1991年から2年連続でリーグ優勝し、ワールドシリーズ出場を果たす。

1993年4月3日にコロラド・ロッキーズの創設メンバーとしてトレードされ、同年5月に引退。

引退後

マーフィーのブレーブス在籍時の背番号「3」。
アトランタ・ブレーブスの永久欠番1994年指定。
2011年8月13日

引退の翌1994年、古巣・ブレーブスはマーフィーの在籍時の背番号3』を永久欠番に指定した。

なお現在もマーフィーがブレーブスの永久欠番指定選手で唯一、アメリカ野球殿堂未選出である。資格初年度は1999年からだが、最高得票が2000年の23%で、それ以降は10%台のまま最終年度の2013年を迎えたが18.9%の得票率で殿堂入り資格を失っている。


2013年第3回WBCアメリカ合衆国代表の1塁コーチを務めた。

また彼は敬虔なモルモン教徒であり、引退後はモルモン教の布教活動に従事した。2004年にはユタ州知事選への立候補も噂された[1]。現在はユタ州に在住。

2017年にかつて在籍したアトランタ・ブレーブスの新球場トゥルーイスト・パークの近くにレストラン「Murph's」をオープンさせている。

家族

息子のショーン・マーフィーは2008年のNFLドラフト4巡でマイアミ・ドルフィンズに指名された[2]


  1. ^ Dale Murphy: Baseball MVP, mission president, governor?”. ブリガムヤング大学 (2003年1月21日). 2007年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月4日閲覧。
  2. ^ Panthers sign Dale Murphy's son to practice squad”. bleacherreport.com (2010年9月9日). 2012年3月3日閲覧。


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