デモーナ プロフィール

デモーナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 05:29 UTC 版)

プロフィール

  • 生年月日:938年生まれ。建前上の年齢は35歳(1000年間以上生きている。)
  • 身長:不明
  • 体重:不明
  • 性別:雌(ドミニク・デスティーヌ時は女性)
  • 別名:「夜の女王」「ドミニク・デスティーヌ」「ナイトオブエンジェル」「マイエンジェル」
  • 出身地:イギリススコットランド
  • 特技:魔法 人間への変身
  • 趣味:ゴライアス達との戦いと悪事
  • 苦手なもの:ゴライアス達マンハッタン一族
  • 血縁者:アンジェラ(娘)
  • 好物:太陽光

人物

ガーゴイルズの過去編(994年)の主人公で種族はガーゴイル。983年生まれでゴライアスと同日同時刻に同じ部屋で生まれた。ゴライアスの妻にしてアンジェラの母親でもある。過去編ではゴライアスの幼馴染で親友であり相棒で最大の理解者でもあった。ゴライアス達マンハッタン一族が現代編で苦しめられる原因である敵ザナトスやジョン・キャスタウェイを作った全ての元凶である。

『夜の女王』の異名を持ち体色は水色で髪の色は赤毛の長髪。怒ったり興奮した際にはアンジェラと同様に両目が赤く発光する。ゴライアスにして『最高の戦士』と称されるガーゴイルで性別は雌。額にはティアラをつけており右足にはアンクレット状の金の足輪をつけており、両耳にはイヤリングをつけている。衣装はボロボロの小さい胸当てとスリットの入った小さい腰巻のみで娘のアンジェラと同様で下半身はほとんどである。

現代編ではゴライアスのライバル兼宿敵。及びマンハッタン一族、ハンター一族、マクベスの共通の宿敵。「破壊と暴力と滅びのガーゴイル」。原語である英語の他、ゴライアスには使えないフランス語も数百年の間に取得しておりパリでの戦いの際はセリフがフランス語訛りであった。フランス文字やヘブライ文字も読める。アンジェラを愛するあまりパラノイア=偏執病を患っており、アンジェラを誠実に愛するゴライアスと違いアンジェラを野生的に愛しておりいつかアンジェラを強引にものにしようと企んでいる。過去編では名前を持っておらず、名前として夫のゴライアスから『ナトオブザエンジェル』及び『マイエンジェル』と呼ばれていた。デモーナの名付け親は両親ではなくマクベスである。過去編の最初の辺りではアンジェラに似た優しく温厚な性格だったもののキャサリン王女らの冷たい扱いもあって徐々に冷血な性格となっていった。現代編ではわけあって冷酷かつ卑劣な性格となっている。血気盛んで頭に血が昇りやすい性格でヤンデレかつツンデレ。ゴライアスとの愛ゆえに愛を否定するガーゴイルである。悪人ではあっても愛情を持っている他の悪人と違い、性格は作中でもかなり冷酷かつ残酷な性格であるが、まったく愛情がないわけではなく、戦争中では騎兵と戦う際にはあえて馬は攻撃しなかったり、ウイルスにより人類絶滅を図った際にも人類以外の生物が絶滅しないようにウイルスをわざわざ改良している。作中で地球を滅亡の危機に追い込んだ唯一のキャラクターである。過去編では愛こそ全てという信条を持っていたが現代編では暴力こそが全てと考えている。

994年以前の過去編でゴライアスと恋人同士だったころにマルコム王子とエレナ王女の結婚式を見に行きその結婚式の最中にゴライアスにプロポーズし指輪の代わりとしてフェニックスゲートを素手で半分ずつに割りゴライアスに渡した。ゴライアスもデモーナのプロポーズを受け2人だけの結婚式を上げた。元はワイバーン城を守護するゴライアス率いるガーゴイル達の次長であったが、前のリーダーはハドソンでその頃はゴライアスが次長を務めていた。ゴライアスとは恋人時代から互いの長所を褒め合える仲であった。ハドソンが引退したためオセロやデズデモーナなどの強豪を退け次長に就任した。老いてきたリーダーのハドソンに変わり、次長の夫のゴライアスがリーダーになり一族を率いていくべきだと信じており、何度かリーダーになるよう説得している。ゴライアスがリーダーになるキッカケを作った。しかし、994年に守衛の隊長から裏切りを持ちかけられたことによりワイバーン城は落城。その際にヘイコンによって仲間のガーゴイル達のほとんどを失う。この落城する前日に、ゴライアスにバイキングを追い払うために自分を連れて行ってほしいと頼むが城に残っているように言われる。これは強いデモーナが城に残っているほうが安全であり、ゴライアスがデモーナを信じており城を守ってほしいと考えていたためである。さらに生き残ったゴライアス達もメイガスの呪いにより封印されたことに絶望し、彫像化したゴライアスに最後の別れのキスをした後ワイバーン城を後にする。デモーナは落城の前日に隊長が裏切ってワイバーン城を落城させると知っていたが、このままでは人間達に城を追い出されてしまい一族とこれから生まれてくる子供達のことを危惧してしまい、あえて城の落城を他の者には黙っていた。デモーナは一族のことを考えていたからであり、ゴライアスよりも一族の未来を考えておりゴライアスよりも一族のことを愛していたからである。その後は各地のガーゴイルを実力で束ね1040年にアーチメイジに操られマクベスと同盟を結ぶまで野盗として活動する。その時にダンカン王を倒そうとするマクベスと同盟を結び魔女三姉妹によりマクベスの首席顧問に就任し、親衛隊の隊長も務めるようになった。しかし、アーチメイジに操られマクベスをまたしても裏切ってしまい、残った仲間達も全て失い以後は数百年間たった1人で過ごす羽目となる。

その後、各地の国を彷徨いながらガーゴイルの能力を使い怪盗として活動し1995年デヴィッド・ザナトスに彫像形態でいるところを発見され、ザナトスと組み復活させたゴライアスらと再会するが、アーチメイジに操られていた影響もあり互いの意見の違いから決別する。マンハッタン一族のリーダーの座と娘を賭けて、自らと戦うことをゴライアスに強要する。敵になってからもゴライアスのことは「彼」と呼んでいる。アーチメイジがゴライアスに倒されたため呪縛が解けたもののやはり考えの違いから和解することはできなかった。

アバロンから脱出後はパリに潜伏しておりそこでサイラゴに出会い結託し、マクベスの財産を狙いマクベスと偽装結婚している。サイラゴと組んでマクベスを追い詰めるもエリサ・マーザやゴライアスの活躍によって野望は阻止された。その後、サイラゴと共にセバリアスにガーゴイルのクローン製造を依頼し、クローンガーゴイル軍団を率いて遊園地でマンハッタン一族と対決、ハドソンやタロンらを人質にしゴライアスとアンジェラを捕らえることに成功し、ゴライアス達全員を殺してアンジェラを強引にものにしようとするが、縛られているアンジェラをサイラゴがレーザーガンで殺そうとしたためアンジェラを守るべくサイラゴと対決した。このときの遊園地でのサイラゴとの一騎討ちでは勝利したものの遊園地の爆発に巻き込まれ死亡するが、その後すぐに復活している。その後、アンジェラらがクオリーメンやマンハッタンの住民達に敵視されていることを知り、ザ・アサシンを雇いゴライアスの暗殺を依頼し、自らがマンハッタン一族のリーダーになろうとしたが失敗する。結局は愛ゆえに「友達にならない?」と言った娘のアンジェラすらも裏切ってしまい互いに決別することとなる。その後「彼女、変われると思う?」というアンジェラの問いにゴライアスの答えは「う~む・・・」というものだった。最後は、帰っていくアンジェラを涙を流しながら見送っているシーンで登場シーンは終わる。その後、デモーナが変わることができたのかは定かではない。その後は生きていることは確実だがその後の消息は不明。

劇場版ガーゴイルズ ザ・ムービー では、ラスボスとして登場した。最後は超高層ビルのザナトスタワーから転落し死亡してしまったかのような印象を受けるが、本作が1話~5話までの総集編であり不死身であるため本編同様生存している。

独り言が大変多いがこれは数百年の間誰も話す相手がいなかったからである。ゴライアスに対しては「ヤキモチ焼き」、「どうしようもないロマンチストさん」などと言葉攻めにしたり後半では互いにジョーク交じりに嫌みを言いあうこともあった。ゴライアスのあらたなる相棒であるエリサ・マーザとはライバル関係。1000年間の間に、守衛の次長→野盗→親衛隊隊長→怪盗と複雑な経緯を辿っている。ゴライアス最大最強の宿敵で何度もマンハッタン一族を全滅寸前に追い込んでいる。和解を望んでいたゴライアスもザナトスらとは違い最後まで和解することはできなかった。ただし、コミック版の終盤ではゴライアスに協力することもあるなど、少しは変わることができたのかもしれない。

ゴライアスの元妻であるが過去編の主人公でもあり、シーズン1~シーズン2においてはまさに主人公並みに目立っておりゴライアスよりも圧倒的な存在感を誇り、作中で最も人気の高いキャラクターでもある。デモーナのメインの回では現代編の主人公であるゴライアスが目立たなくなってしまっている。しかし、シーズン3での登場回数はわずか1話であり、最終回では登場しなかった。ゴライアスの理想を現実化したゴライアスの夢の中では存在しておらずゴライアスにとっては忘れてしまいたいほどの恐ろしい存在でありその存在はゴライアスのトラウマである。宿敵となった妻であり兄妹同然に育った親友と戦わねばならなくなった主人公と娘の悲哀と苦悩は本作の特徴でもある。ドミニク・デスティーヌの姿を手に入れてからは様々なコスプレを披露しており、ウェディングドレス姿や警官姿や女社長姿など多種多様である。シリーズ後半ではほとんどエリサとのコスプレ対決状態となっていた。

最終回後に書かれたデモーナを主人公としたスピンオフ作品である小説「デモーナの復讐」(作:Francine Hughes)が制作されており同作にはデモーナの少女時代からゴライアスと恋人関係になるまでが描かれている。その他、本作にはバーバンクに似た過去編のハドソンも登場する。ちなみに、スピンオフ1巻目の主人公はゴライアスである。このように主人公の妻のスピンオフ作品が何度も作られた例はアニメのキャラクターではデモーナが最初で最後である。当初は夫のゴライアスではなく妻のデモーナを主人公にするという案もあったが、却下となったためデモーナを過去編の主人公にしたという裏話もある。

過去編(少女時代~次長時代)

938年に同じ日に同じ時間に同じ場所でゴライアスと共に生まれ、城を守護する立場に就く。ゴライアスとは幼き頃からの幼馴染で兄妹同然に育ったゴライアスと恋人関係となる。恋人時代はデモーナはゴライアスを父親のように、ゴライアスはデモーナを娘のように互いに慕っていたようである。当時はアーチメイジの弟子であった。このときに現代編のデモーナがゲートにより過去編のデモーナの元に現れ、ゲートを悪用して歴史を変え世界を支配するように助言するが、過去編のデモーナはこれを拒否し、同じく現代編のデモーナを追ってきた現代編のゴライアスが現代編のデモーナの蹴りで戦闘不能となったため、ゴライアスを守るべく現代編のデモーナと激闘を展開し勝利した。その後、王子の結婚式の場で過去編のゴライアスにプロポーズし、フェニックスゲートの半分を結婚指輪代わりにゴライアスに手渡す。ゴライアスもデモーナからのプロポーズを受けた。プロポーズの言葉は「これはあたしからの永遠に変らない愛の証」。その後、ゴライアスがリーダーとなったため自らは次長に昇格した。夫婦となってからは、専ら血の気が多いデモーナをゴライアスがなだめることも多かった。夫婦としてはゴライアスが妻でデモーナが夫のような夫婦生活を送っていた。しかし、娘のアンジェラが卵から生まれる前に隊長から裏切りを持ちかけられて手を貸してしまいワイバーン城が落城。その後ワイバーン城を後にし、野盗として活動する。このときから主人公が一時期交代し、デモーナが過去編の主人公となる。このときにギルカムゲインの顔を傷つけてしまった。








固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デモーナ」の関連用語

デモーナのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デモーナのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデモーナ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS