デモーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 05:29 UTC 版)
ガーゴイルとして
ゴライアスに『最高の戦士』と称されるだけあり戦闘能力は極めて高く。設定上、本気を出せばゴライアスと互角の戦闘能力を誇っている。しかもスピードや知力や生命力はどのガーゴイルよりも次元が違うほど高いうえに魔術も使いこなす。少なくとも3回は死んでいるものの不死身のためそのたびに生き返っている。不老不死のため生命力が高く他のガーゴイルよりも強力な再生能力を持っている。しかし、マクベスと魔法によりリンクしているため両者は互いに痛みを共有しあわなければならない弱点がある。このため、二人のどちらかが受けた痛みは二人同時に味わうこととなる。ただし、リンクしているのはガーゴイルの姿のデモーナであるため、ドミニクの受けた痛みはマクベスには伝わらない。飲食はほとんど行っておらず、過去編では果物とソーセージを貪り食っていたが、それ以後数百年間は飲食は行っていない。ドミニクの姿でも太陽光を吸収できるため飲食は必要としない。スカイガーゴイルやサイラゴを凌ぐ強さを持つ他、特に知力はセバリアスと同様『ガーゴイルズ』のキャラクター中最も高い。妖精のパックによる魔法で人間体を手に入れておりガーゴイル達の中で(グアテマラのガーゴイル達を除く)唯一、日光を浴びても石化しない。さらにマクベスと魔法によりリンクしているため不死身で歳をとることがない。普通のガーゴイルと違い、昼間は石像→夜は戦士ではなく。昼間は人間→夜は戦士という変身プロセスである。過去編ではゴライアスと同様にフェアリーライド(妖精覚醒)能力を持っていたようだが邪心を持つようになって失ったようである。
略歴
- 994年-隊長から裏切りを持ち掛けられ結託。しかし、ヘイコンがガーゴイルを破壊するのを止められなかったため仲間は全滅。そのことに絶望し、各地のガーゴイル達を束ね野盗として活動する。このときにギルカムゲインの顔を傷つけてしまった。ゴライアス達が呪いにより石化してしまったため以後は主役交代、デモーナが主人公となる。
- 1040年-ダンカン王を破るためにマクベスと同盟設立。この際、3人の魔女達に魔法でマクベスとリンクさせられ永遠の若さを得て不死身となる。2人で協力しダンカン王を倒す。
- 1057年-アーチメイジに操られていたこともあり、マクベスが自分達を裏切るかもしれないと恐怖しマクベスを裏切ってしまう。以後、数百年間年間たった1人で生きていく羽目となる。
- 1980年-パリで建物内の宝を盗んでいたところ、ジェイソン・カンモアの父親と戦いとなる。一騎討ちの末にカンモアの父親を転落死させてしまう。
- 1995年-デヴィッド・ザナトスと組んで、ゴライアスらマンハッタン一族を目覚めさせる。ゴライアスを愛していたもののアーチメイジに操られていた影響もあり考えの違いから愛憎混じりにゴライアスらと敵対する。その後、唯一心を許せる娘のアンジェラと再会するが娘を愛するが故にまたしても裏切ってしまう。その後、生きていることは明白だがその後の消息は不明。
スピンオフ
石の都市4部作
デモーナが主人公の回であり、本編であるもののスピンオフ的な形をとっている。ゴライアスとの別れから侵略軍との戦いなどデモーナの過去が描かれる。この話でデモーナはテレビを通じて魔法を流しマンハッタン中のほぼ全員の人間を石化し、マンハッタンを壊滅寸前に追い込むもののゴライアスとザナトスの共同作戦とマクベスの妨害により阻止された。本作の大きな特徴として挙げられるのが、ゴライアスを主人公にした現代編(1995年)と、ゴライアスの妻であるデモーナを主人公にした過去編(994年)のストーリーが独立して放送され、それぞれが並行して描かれており、過去編と現代編の内容がフラッシュバックし2時代同時進行でストーリーが展開されていくのが本作の特徴でもある。その他、過去編のデモーナのその後が描かれる『ハンターの執念3部作』と『母の教え』と『いつわりの愛』と『過去への旅』もデモーナが主人公である。
固有名詞の分類
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