ディアンドル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/14 08:00 UTC 版)
概要
前開きで襟ぐりの深い短い袖なしのボディス(胴衣)、同じく襟を深く刳(く)ったブラウス、踝までを覆うスカート、エプロンが伝統的な構成要素である。
ボディスはボタンやホックなどで止めるほか、装飾的に紐で締めあげるタイプもある。
より伝統的なスカートは、無地か、チェックなどのシンプルなプリント生地で作る。
冬はブラウスもハイネックとなり、厚地の木綿やウール仕立てられ伝統的で重厚な印象を受けるが、夏は薄手の木綿などで仕立てられ非常に軽快である。
エプロンは浅青色がもともとの基本の色彩で、結婚式などで白いものを身に付けた。前面左にエプロンの腰ひもの結び目があるときは未婚、前面右にある場合は既婚者。後ろ結びは未亡人のものとされているが、現在はあまり区別はされていない。
近年ではシルクやベルベットといった高価な素材のものに加え、若い女性向けにコルセットのような胸を強調するボディス、色鮮やかなエプロン、短いスカートのものも売り出されている。
脚注
参考文献
- 田中薫、 田中千代『世界のきもの』保育社、大阪市〈カラーブックス〉、1965年。ISBN 4-586-50078-6。 NCID BN04969854。
- 市田ひろみ『世界の衣装をたずねて』淡交社、京都市、1999年4月。ISBN 4-473-01656-0。 NCID BA41179382。
関連項目
- レーダーホーゼン
- アンナミラーズ - ペンシルベニア・ダッチ風飲食店チェーンの制服に採用された。
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