ダニエル・K・イノウエ国際空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 05:07 UTC 版)
概要
1927年3月21日、ジョン・ロジャース空港(John Rodgers Airport)として開港した[4]。1947年5月2日、ホノルル国際空港(Honolulu International Airport)へ名称が変更された[5]。
太平洋地域のハブ
ハワイ州最大の都市であるホノルル、真珠湾の南東に位置するハワイ州最大の国際空港で、オアフ島のみならずハワイの空の玄関口である。
アメリカとアジアを結ぶ太平洋航空路の結節点に位置することから、アメリカの航空会社がアメリカ本土やアラスカ州、アメリカ領サモアなどとの間の定期便を運航し、日本、台湾、フィジー、タヒチ、フィリピン、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど環太平洋地域各国の航空会社も多く乗り入れる太平洋地域のハブ空港的存在である。オアフ島に隣接するハワイ諸島へのハブ空港にもなっている。
24時間空港
24時間空港で日中夜間を問わず発着数も多く、4つの主要な滑走路と水上飛行機用の滑走エリアを持っている。海側にある08R/26Lは海面を埋め立てて造成された滑走路で「リーフ・ランウェイ」と呼ばれる。かつてスペースシャトルの緊急着陸用滑走路に指定されていた。
ウィキウィキシャトル
ウィキウィキシャトルは1970年から運行している無料の空港内巡回バスである。メインターミナル中心部を使用する便以外の国際線旅客の多くは、ターミナル到着後に到着ゲートからメイン・ターミナルの入国審査場まで2両連結のバスで移動する。このバスは同空港のシンボル的存在となっている。
旧型のバスは車内に空調が装備されておらず、入口に階段がありバリアフリー対応が難しいことから、空調付きの連絡通路を建設して完成後に全廃することになった。だが、2010年の通路完成後もバスの運行は継続しており、2013年には新型のバスが導入された。
団体客専用出口
日本をはじめとした周辺諸国から団体ツアー客が多く訪れることもあり、メインターミナルの国際線旅客用出口は、団体ツアー客向けの大型バスの駐車場に直結した団体客専用出口が用意されている。
ヒッカム空軍基地
隣接地にアメリカ空軍のヒッカム空軍基地があり、滑走路をホノルル国際空港と共有している。太平洋の中心に位置するアメリカ軍の世界戦略における重要拠点の一つである。
注釈
出典
- ^ “Airport Activity Statistics by Calendar Year”. 2022年1月22日閲覧。
- ^ “ハワイ・ホノルル空港、「イノウエ」空港に改名 日系議員にちなみ”. 産経新聞. (2017年5月2日)
- ^ Honolulu airport renamed after late Sen. Daniel Inouye - khon2 April 28, 2017
- ^ John Rodgers Airport - ハワイ州政府
- ^ Honolulu International Airport - ハワイ州政府
- ^ ハワイアン航空、4月にホノルル/ボストン線を開設へ A330で週5便 FlyTeam 2018年9月18日
- ^ a b デルタ航空、福岡〜ホノルル線から5月撤退 「日本は引き続き重要な市場」 Traicy 2019年1月17日付
- ^ a b ハワイアン航空、福岡-ホノルル線の新規就航計画を決定
- ^ “Hawaii Route History”. 日本航空. 2015年3月12日閲覧。
- ^ “大韓航空、成田/ホノルル線開設、LAX線振替で-13年3月末から”. 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン (トラベルビジョン). (2012年12月26日) 2015年3月12日閲覧。
- ^ The Bus - Daniel K. Inouye International Airport
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