タマシダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/08 14:07 UTC 版)
近縁種
近縁種のセイヨウタマシダ (N. exaltata (L.) Schott) は南米原産で、観葉植物として改良されたものがあり、学名のままにネフロレピス・エクサルタータやボストンファーンと呼ばれる。小葉がさらに羽状に切れ込んだものなどが、よく見られる。
日本にはタマシダ属のシダ植物はタマシダ以外で2種あり、タマシダに似てやや小葉が大きい感じのヤンバルタマシダ (N. hirstula (Forst.) Presl) が南西諸島と小笠原諸島に分布する。もう一種のホウビカンジュ (N. biserata (Sw.) Schott) は、南西諸島に分布して石灰岩の崖などに生え、小葉はより幅広く大きく垂れ下がり、長さが2 mにも達する。
参考文献
- 岩槻邦男編『日本の野生植物 シダ』平凡社、1992年。ISBN 4-58253-506-2。
- 光田重幸『しだの図鑑』保育社、1986年。ISBN 4-58631-011-1。
- 浅山英一他『原色図譜 園芸植物 温室編』平凡社、1977年。
- 土橋豊『観葉植物1000』八坂書房、1992年9月10日、108頁。ISBN 4-89694-611-1。
関連項目
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Nephrolepis cordifolia (L.) C.Presl”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年4月3日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Nephrolepis auriculata (L.) Trimen, nom. utiq. rej.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年4月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 土橋豊 1992, p. 108.
- ^ 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧【改訂版】』 九州大学出版会、1997年、47頁、ISBN 4-87378-522-7。
- ^ 『園芸植物大事典 2』,(1994),p.1727
- ^ 浅山他(1977), p. 206
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