ソジュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 13:45 UTC 版)
消費
ビール、ウィスキー、ワインなどの消費が韓国では高まっているが、ソジュは手に入れやすさと安さから現在も韓国で最もポピュラーな酒類である。2004年には韓国国内で30億本以上が消費され[10]、2006年には韓国の20歳以上の成人は一人平均90本のソジュを1年間に消費するという調査結果が出た[11]。
伝統的にはソジュはそのままストレートで飲むものだが、ソジュの入ったグラスをビールの入った大きなジョッキへ落とす「爆弾酒」、逆にソジュの中にビールの入ったグラスを落とす「水素爆弾酒」など飲みやすく酔いが一気に回る飲み方もなされる。
小瓶について
ソジュの小瓶は、韓国共通であり、一貫して緑色の360ml入りで供給されている。例外もあり、漢拏山ソジュの瓶は、緑色の瓶と同型だが、透明の瓶である。
これは、1994年に当時の斗山が発売した『グリーンソジュ』がソジュで初めて緑色の小瓶を採用し、主要販売エリアの江原道に留まらず、韓国全体でヒットしたため、競合する他社も相次いで採用したため、今や全てのソジュを扱うメーカーで使用されている。このため、2010年には「ソジュの瓶の共用化協約」により、各社で瓶の形式を統一し、リターナブル瓶を使用している銘柄(主に低価格のもの)単位での利用である。
広告活動
どのメーカー・銘柄であっても広告媒体に女優や韓国人K-POPアイドルなど、25歳以上の美女タレントといったイメージキャラクターを積極的に起用する。メインターゲットである若い男性に合わせたもの。
近年主力となっている果物の味付き低度数ソジュや、炭酸入りのフルーツソジュは、若い女性がメインターゲットのため、女性ファッションモデルなどが主な広告イメージキャラクターである。
脚注
- ^ “Moving Beyond the Green Blur: a History of Soju”. 2008年1月19日閲覧。
- ^ “History of Soju” (Korean). Doosan Encyclopeida. 2008年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月21日閲覧。
- ^ http://www.businessweek.com/globalbiz/blog/eyeonasia/archives/2008/08/heres_quick_qui.html
- ^ http://www.trifood.com/soju.html
- ^ 以前の製造元は斗山(トゥサン)で、ソジュ、OBビール、朝鮮清酒である清河などの食品を中核とした財閥だったが、主力の産業分野を重工業へとシフトした現在は酒類事業は切り離され、ロッテに売却された。売却直後はロッテ酒類を設立したが、後に同社はロッテ七星飲料に吸収合併された。
- ^ 韓国の焼酎(ソジュ)、ソウル代表は真露のチャミスル!-韓国料理豆知識
- ^ クムボクジュ(금복주 홈페이지)
- ^ チャムソジュホームページ(참소주 홈페이지)
- ^ チョウムチョロムへの一本化のため、韓国国内では使用されておらず、日本への輸出専用ブランドである。ロッテ酒類ジャパンが輸入し、サントリーに委託して販売されている。斗山時代の輸入元は斗山ジャパンだった。
- ^ “Cigarette Sales Surge to Historic High”. Chosun Ilbo. 2007年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年6月29日閲覧。
- ^ “Let's Have a Soju Tonight”. KBS World. 2008年1月1日閲覧。
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