ジェンソン・ブルックスビー ジェンソン・ブルックスビーの概要

ジェンソン・ブルックスビー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 00:39 UTC 版)

ジェンソン・ブルックスビー
Jenson Brooksby
2021年全仏オープンでのジェンソン・ブルックスビー
基本情報
愛称 J.T.
国籍 アメリカ合衆国
出身地 同・カリフォルニア州サクラメント
生年月日 (2000-10-26) 2000年10月26日(23歳)
身長 193cm
体重 83kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2021年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 1,159,561 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2023)
全仏 1回戦(2021・22)
全英 3回戦(2022)
全米 4回戦(2021)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全米 1回戦(2019)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 33位(2022年6月13日)
ダブルス 1403位(2019年11月18日)
2024年2月16日現在

選手経歴

2018年 グランドスラム初出場

2018年全米オープンでのジェンソン・ブルックズビー

2018年のUSTAのアンダー18の全国大会でブランドン・ナカシマ下して優勝し、ワイルドカードとして同年の全米オープンの出場権を獲得[2]。同大会では1回戦でジョン・ミルマンと対戦し、ストレートで敗戦となった[3]

2019年 グランドスラム初勝利

2019年の全米オープン予選で内田海智杉田祐一ペドロ・マルティネス英語版らを下して本戦入り。1回戦でトマーシュ・ベルディヒ (当時98位)と対戦し、3-1で勝利。2回戦でニコロズ・バシラシビリに3-1で敗れた。このバシラシビリとの試合で右腕を負傷し、更に2019年12月に足の付け根を痛め、2020年シーズンは全休となった[4]

2019年9月にベイラー大学に進学した[5]が、2020年12月に大学を中退した[6]

2021年 トップ100入り

2021年2月に下部ツアーで復帰すると、同月行われたポチェフストルーム・オープン英語版ガバシビリを下しチャレンジャー初優勝を挙げる。更に3月のクリーブランド・チャレンジャー英語版で準優勝、4月のオーランド英語版タラハシー英語版のチャレンジャー大会でも優勝を挙げる。

5月の全仏オープンの予選で、シュテーベ英語版ヒュースラー英語版フルネス英語版らを下し本戦進出。1回戦で第24シードのカラツェフにストレートで敗れた。

7月のテニス殿堂選手権で、ドンスコイ英語版クドラゴヨフチクトンプソンらを下してATPツアーで初めて決勝に進出。決勝ではケビン・アンダーソンと対戦し、0-2で敗れ準優勝となった。

8月のワシントン・オープンの準決勝でシナーに敗れベスト4となったが、この大会でATPシングルスランキング99位となり、トップ100入りを果たす。翌週のロジャーズ・カップマスターズデビューを果たすが、1回戦でバシラシビリに1-2で敗れた。

9月の全米オープンでは、1回戦のマイケル・イマーを3-1、2回戦のフリッツも3-1で下す。3回戦で第21シードのカラツェフと対戦。フルセット・3時間50分に及ぶ試合の末、ブルックスビーが勝利を挙げた。続く4回戦で当時ランキング1位のジョコビッチと対戦。1セット目を先取するが、2セット目以降はジョコビッチがセットを取り敗れた。

10月のインディアンウェルズの1回戦でイルケル英語版を下しマスターズ初勝利。2回戦で第3シードのズベレフと対戦し1-2で敗れた。同月のアントウェルペンで予選を突破すると、オペルカファン・デ・ザンツフープダビドビッチ・フォキナらを下し、準決勝でシュワルツマンに敗れベスト4。

11月のパリ・マスターズでは予選を突破するも、腹部のケガで本戦を棄権し、シーズンを終えた[7]

ATPシングルスランキングは、年始の310位から、年末は56位まで順位を上げた。この功績から、ATPはブルックスビーを2021年ニューカマー・オブ・ザ・イヤーの一人に選出した[8]

2022年 マスターズ4回戦進出

1月の全豪オープンに出場予定であったが、COVID-19の陽性反応が検出されオーストラリアに入国出来なくなったため、大会を欠場した[9]

2月のダラス・オープンで、セッピトンプソンギロン英語版らを下し、2回目のATPツアー決勝進出。決勝でライリー・オペルカに0-2で敗れ、準優勝となった[10]。また、同月のアカプルコでは1回戦で第2シードのズベレフに1-2で敗れた。

3月のインディアンウェルズでは、カルバリェス・バエナハチャノフらを下すと、3回戦で第5シードのチチパスと対戦。1セット目はチチパスが取るも、2,3セット目を取り返し、トップ10相手に初勝利を挙げる[11]。続く4回戦では第12シードのノーリーと対戦。0-2で敗れ、ベスト16となった。

人物

出典: [4][12]

  • 名前の「ジェンソン」は父親がF-1のファンで、ジェンソン・バトンから名付けられた。
  • 4歳のころからテニスを始めた。両親がジェンソンを学校に連れて行くのを待っている間、ガレージのドアにおもちゃのボールで壁打ちをしていたという。12歳からテニスに専念し、プロを目指すようになった。
  • チームスポーツよりも、勝敗が自身の力のみで決定される個人スポーツを好む。
  • 好きなテニス選手はラファエル・ナダル
  • 9歳からピアノを習っており、クラシック音楽を演奏することでリラックスできるという。現在も時折レッスンを受ける。また、ロック音楽も好んで聴く。
  • バックハンドのスライスも両手で打つ特徴的な打ち方をする。

  1. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2022年3月16日閲覧。
  2. ^ OSUIGWE, BROOKSBY WIN USTA JUNIOR NATIONAL TITLES”. USTA (2018年8月13日). 2018年8月14日閲覧。
  3. ^ It was a hot day at the U.S. Open. Here's how Carmichael teen Jenson Brooksby fared”. The Sacramento Bee (2018年8月28日). 2021年7月16日閲覧。
  4. ^ a b Matt Fitzgerald (2021年7月18日). “THE TENNIS CONVERSATION: JENSON BROOKSBY, A PIANO MAN AND NADAL FAN”. tennis.com. 2022年3月16日閲覧。
  5. ^ Men's Tennis Signs Brooksby to National Letter of Intent”. baylorbears.com (2018年12月12日). 2019年2月21日閲覧。
  6. ^ MT’s Brooksby To Turn Pro”. BaylorBears.com (2020年12月8日). 2022年3月16日閲覧。
  7. ^ a b Lucky Loser Koepfer Saves 7 MPs, Stuns Murray In Paris”. ATP Tour. 2022年3月16日閲覧。
  8. ^ Andrew Eichenholz (2021年12月3日). “Five #NextGenATP Stars Nominated For Newcomer Of The Year In 2021 Awards”. ATPtour.com. 2022年3月16日閲覧。
  9. ^ https://www.reuters.com/lifestyle/sports/american-brooksby-out-australian-open-due-covid-19-2022-01-10/”. ロイター通信 (2021年1月10日). 2022年3月16日閲覧。
  10. ^ Opelka Stands Tall, Sinks Brooksby For Dallas Title”. ATP Tour. 2022年3月16日閲覧。
  11. ^ Brooksby Runs Down Tsitsipas To Reach Fourth Round”. ATP Tour. 2022年3月16日閲覧。
  12. ^ Andrew Eichenholz (2021年7月18日). “Playing Brooksby? Get Ready For A Battle...”. ATPtour.com. 2022年3月16日閲覧。
  13. ^ 予選を突破したが、腹部の負傷で本戦を欠場したため、大会の総数には数えられない。[7]


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