シロスジカミキリ
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シロスジカミキリ属
シロスジカミキリ属(シロスジカミキリぞく、学名: Batocera)は、カミキリムシ科の属の一つ。東南アジアに広く分布する。カミキリムシ類の中でも大型種の部類に入る。
- シロスジカミキリ Batocera lineolata
- イチジクカミキリ Batocera rubus Linnaeus, 1758 - 沖縄本島周辺に分布する[3]が、これは在来種ではなく、20世紀後半頃にイチジク属樹木の輸入を通じて東南アジア方面から移入した外来種と考えられている。和名どおりイチジクやクワなどの生木にやってくる。
- ウォレスシロスジカミキリ Batocera wallacei Thomson[4], 1858 - ニューギニア周辺に分布する。体長7cm、オスの触角の長さが20cmに達する大型種である。触角の他に脚も太くて長く、脛節が弓のように外側に湾曲する。なお、この種小名 wallacei はイギリスの生物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスに由来する。現地では幼虫を食用にしているため乱獲されており、絶滅が危惧されている。
- カタトゲシロスジカミキリ Batocera humeridens
- ラエナシロスジカミキリ Batocera laena
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イチジクカミキリ
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ウォレスシロスジカミキリ
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カタトゲシロスジカミキリ
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ラエナシロスジカミキリ
- ^ a b “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2013年7月18日閲覧。
- ^ 森上信夫『樹液に集まる昆虫ハンドブック』文一総合出版、2009年、3-4頁。ISBN 978-4-8299-1025-2。
- ^ “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2013年7月18日閲覧。
- ^ Thomas Thomson (1817-1878) botanist or Carl Gustaf Thomson (1829-1899) entomologist
- 1 シロスジカミキリとは
- 2 シロスジカミキリの概要
- 3 形態
- 4 シロスジカミキリ属
- 5 脚注
固有名詞の分類
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