しろすじ‐かみきり〔しろすぢ‐〕【白▽条天=牛】
シロスジカミキリ
和名 | シロスジカミキリ | ||
学名 | Batocera lineolata Chevrolat,1852 | ||
名称由来 | |||
分布 | 本州、佐渡、隠岐、四国、九州、対馬、壱岐、奄美諸島(奄美大島、徳之島);台湾、朝鮮半島、済州島、中国、インドネシア半島、アッサム | ||
寄生植物 | ヤナギ科、クルミ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科、クワ科、バラ科などの各種の広葉樹 | ||
標本処理 | 亜硫酸? 酢酸エチル? | ||
length | mm | 同定のヒント | 幼虫 |
栗等の果樹園での害虫で、2段目の写真のように夜間に生木に傷をつけて産卵する。
人間には害虫であるがシロスジが樹の幹に傷をつけることでそこから樹液が出てカブトムシ、クワガタなどの吸水虫に便宜を与えている。
ベテランのカミキリ屋さんは「バトケラ」と呼ぶことがある。
スイカを与えたら、離さない。
2000.06.19、茨城県産 1994.06.25 埼玉県産
シロスジカミキリ
和名:シロスジカミキリ |
学名:Batocera lineolata |
コウチュウ目,カミキリムシ科 |
分布:本州,四国,九州,佐渡,対島,壱岐,奄美大島,徳之島など。 |
写真(上):シロスジカミキリ雌成虫(左)と被害材断面(右) |
写真(下):シロスジカミキリの被害で折れた木 |
説明 成虫の体長45〜70mm。日本産カミキリ類で最大級の種の一つ。多くの広葉樹を加害するが,シイ・カシ類,クリ,ナシ,ポプラなどの被害がよく目に付く。成虫は5〜8月に,樹皮に噛み後を付けて産卵する。孵化した幼虫は材内を摂食し,多量の木屑を排出する。産卵から4年目の初夏に羽化する。同一木が毎年被害を受けると,木が衰弱したり腐朽菌が侵入しやすくなるため枯損の原因となる。防除としては,樹幹の被覆による産卵予防やMEPなど薬剤の塗布がある。 |
白条天牛
シロスジカミキリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 13:46 UTC 版)
シロスジカミキリ(白筋髪切、学名: Batocera lineolata)は、コウチュウ目(鞘翅目)カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。日本に分布するフトカミキリ亜科の最大種であって、雑木林によく生息する南方系のカミキリムシである。
- ^ a b “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2013年7月18日閲覧。
- ^ 森上信夫『樹液に集まる昆虫ハンドブック』文一総合出版、2009年、3-4頁。ISBN 978-4-8299-1025-2。
- ^ “日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2013年7月18日閲覧。
- ^ Thomas Thomson (1817-1878) botanist or Carl Gustaf Thomson (1829-1899) entomologist
- 1 シロスジカミキリとは
- 2 シロスジカミキリの概要
- 3 形態
- 4 シロスジカミキリ属
- 5 脚注
固有名詞の分類
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