シュタージ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 06:42 UTC 版)
備考
ソ連の衛星国である東ドイツの情報機関であることから、KGBとは緊密な協力関係にあった。ロシア大統領ウラジーミル・プーチンはKGB勤務時代の1985年から5年間東ドイツに駐在していたが、その際にシュタージの身分証明書も持っていたことが、2018年に明らかになっている[36]。
旧東ドイツの各地では、国家保安省の関連施設が一般公開されている。ベルリンにおいては、シュタージ博物館(旧国家保安省本庁舎、1990年開館)と、ベルリン・ホーエンシェーンハウゼン記念館(旧未決政治犯収容所、1994年開館)が代表的である。
シュタージの登場する作品
- 映画
- 『トンネル』(原題:DER TUNNEL)監督:ローラント・ズゾ・リヒター 2001年製作
- 『グッバイ、レーニン!』(原題:Good Bye Lenin!)監督:ヴォルフガング・ベッカー 2003年製作 第53回ベルリン国際映画祭最優秀ヨーロッパ映画賞受賞等
- 『善き人のためのソナタ』(原題:Das Leben der Anderen)監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 2005年製作 2007年度アカデミー賞外国語映画賞受賞等
- 『コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト』(原題:CARLOS、テレビ映画):2010年、フランス製作
- 『カルロス』(映画):2010年、フランス製作 上記TVシリーズの劇場公開版。
- 『バルーン 奇蹟の脱出飛行』(原題:BALLON)監督:ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ 2018年製作
- 漫画
- 小説
- 『シュヴァルツェスマーケン』内田弘樹:難民監視などの目的もあってさらに権限が強化されており、独自の軍事組織「武装警察軍」を擁するまでになっている一方、内部では派閥抗争が起きている。
- ゲーム作品
- 『リバース:1999』コーンブルメ・・・彼女自身がシュタージ勤めと公言している。
- ^ a b 熊谷(2007年)、13頁。
- ^ a b c アナ(2005年)、78頁。
- ^ 若尾祐司、井上茂子『ドイツ文化史入門 16世紀から現代まで』昭和堂、2011年、311頁。ISBN 978-4-8122-1139-7。
- ^ 熊谷(2007年)、12頁。
- ^ 熊谷(2007年)、54-55頁。
- ^ a b 熊谷(2007年)、56頁。
- ^ アナ(2005年)、79-80頁。
- ^ a b 熊谷(2007年)、17頁。
- ^ a b 関根(1995年)、206頁。
- ^ a b 熊谷(2007年)、120頁。
- ^ a b c ウルリヒ(2019年)、195頁。
- ^ 関根(1995年)、184頁。
- ^ a b 関根(1995年)、189-190頁。
- ^ 桑原(1993年)、28頁。
- ^ a b アッシュ(2002年)、95頁。
- ^ a b 桑原(1993年)、19-20頁。
- ^ 熊谷(2007年)、14頁。
- ^ "Berlin at War" by Roger Moorhouse/「戦時下のベルリン」高儀進訳 白水社.P.293-326
- ^ 「闇は、まだ広がっている」 旧東ドイツ・ドーピング被害者の告白 - withnews
- ^ Hubertus Knabe: The dark secrets of a surveillance state, TED Salon, Berlin, 2014
- ^ かつての東西ドイツを震え上がらせた秘密警察「シュタージ」のアーカイヴ施設に潜入してみた - WIRED.jp
- ^ [1], Stanford.edu
- ^ Russia uses dirty tricks despite U.S. 'reset'
- ^ Russian spy agency targeting western diplomats, The Guardian, 2011-7-23
- ^ The Stasi's "Zersetzung" Tactics And Gang Stalking - SAGACIOUS NEWS
- ^ 熊谷(2007年)、21頁。
- ^ 熊谷(2007年)、23-24頁。
- ^ 熊谷(2007年)、31頁。
- ^ a b 熊谷(2007年)、34頁。
- ^ a b 熊谷(2007年)、35頁。
- ^ 熊谷(2007年)、37頁。
- ^ 熊谷(2007年)、24頁。
- ^ 「我々は平和のためのスパイだった」、旧東ドイツの情報員らが主張 国際ニュース:AFPBB News
- ^ Stasi spy shot West German protester in inflammatory 1967 killingDeutsche Welle
- ^ 副島美由紀「ベンノ・オーネゾルクの新たな追悼に向けて:シュタージ文書の発見・ウーヴェ・ティムの『友と異邦人』・ドイツの"68年"と暴力」『Language Studies : 言語センター広報』第18巻、小樽商科大学言語センター、2010年1月、3-14頁、ISSN 09193006、NAID 120001968710。
- ^ プーチン氏の秘密警察身分証、ドイツで発見 旧東独シュタージ用(2018年12月12日 BBC 2019年12月8日閲覧)
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