シダ (ミジンコ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 09:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動シダ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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Sida crystallina
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Sida crystallina (O. F. Müller, 1776) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シダ シダミジンコ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
亜種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
形態
雌は4.0 mm、雄は2.0 mmに達する[4]。ほかのシダ科の種と同じように本種は6本の胸部付属肢を覆う2弁で楕円形の背甲を持ち、大きく可動式の第1触角と頭楯を欠くヘルメットのような大きな頭部をもつ[4][3]。 ほかのミジンコと同様に第1触角は化学走性に機能する9つの感覚乳頭を持つ[4]。第2触角は遊泳に用いられ、背側の枝に沿って並ぶ14本以上の剛毛を持ち[4]、太くて長い[3]。雄は雌よりも大きいはっきりした第1触角をもつ[4]。本種はシダ属のほかの種と違い、背側の触角は3つに区切られる[4]。また別の特徴的な形質として、後頭部に水草などの基質に接着するためのゼラチン質の粘液を分泌する吸着器(小顎腺)を持つ[4][3]。
分布
西はヨーロッパから、東は極東までの旧北区に広く見られる[5]。
- ^ a b c “Sida crystallina (O.F.Müller, 1776)”. GBIF. 2021年5月22日閲覧。
- ^ a b c d 水野 1977, p.72
- ^ a b c d e 一瀬・若林 2008, p.118
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y W. Cody Webster. “Sida Crystallina”. Zooplankton of the Great Lakes. Central Michigan University. 2021年5月22日閲覧。
- ^ Kotov et al. 2012, pp.50-90
- ^ “Sida Straus, 1820”. GBIF. 2021年5月22日閲覧。
- ^ “Sida ortiva”. 四日市大学 生物学研究所. 2021年5月22日閲覧。
- 1 シダ (ミジンコ)とは
- 2 シダ (ミジンコ)の概要
- 3 生態
- 4 分類
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