エースコンバットシリーズ 作品世界

エースコンバットシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 00:45 UTC 版)

作品世界

ストレンジリアル

シリーズのうち、多くの作品は「ストレンジリアル」と呼ばれる独自の世界観を舞台にしている。明確にストレンジリアル世界を舞台とした作品としているのは『エースコンバット3』、『エースコンバット04』、『エースコンバット5』、『エースコンバットZERO』、『エースコンバット6』、『エースコンバット7』である[10]。また、『エースコンバットX』と『エースコンバットXi』および、『エースコンバット3D』は公式からストレンジリアルの世界観に含むかは明言されてはいないものの、ストレンジリアルの世界観との繋がりが描かれている作品であり、立ち位置が不明瞭となっている[11]。ストレンジリアル世界内において『エースコンバット3』が時系列的に最後となるが、本作はUGSFシリーズにおける時系列で起点となる作品である。

独立した世界観の作品

『The PlayStation BOOKS エースコンバット パーフェクトガイド』によれば、『エースコンバット』の僚機パイロットには実在する国籍が設定され、ラテン系という用語も設定に登場している[12]。『エースコンバット』の僚機パイロットは『エースコンバット3 エレクトロスフィア ミッション&ワールドビュウ』でも言及されており、パイロットの1人に日本人という設定があるとしている[13]

一方で、エースコンバット7公式サイトで見られるストレンジリアル世界内で発刊された雑誌という体裁のコラムでは、本作独自の派手なカラーリングをしたF-22が雑誌表紙のエレファントウォークに並んでいる[14]。 『エースコンバットX2』は現実世界を元にした世界が舞台となる。

エースコンバット アサルト・ホライゾン』も現実世界を元にした世界を舞台にしている。ただし同じ現実世界を舞台とした『エースコンバットX2』とは世界観が異なる。本作のプロデューサーを担当する河野一聡は、過去作の架空の世界を描いたものをストレンジリアルと呼び、現実世界を舞台にした本作を「ビリーバビリティ」と呼んでいる[15]

エースコンバット インフィニティ』は現実世界を舞台にしているものの、「ユリシーズの厄災」や「ストーンヘンジ」、「空中艦隊」などストレンジリアルを中心とした過去作の要素が大半を占める。


  1. ^ 『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』VRモードに懸けた想いとは!? - ファミ通
  2. ^ a b c d e f g h https://web.archive.org/web/20080331045251/https://www.acecombat.jp/ace6/news080130.html
  3. ^ 2008年(平成20年)3月期 決算短信 補足資料 バンダイナムコゲームス 2008年5月8日
  4. ^ 『エースコンバット』シリーズ25周年記念インタビュー!波乱に満ちたシリーズをいまこそ振り返ろう【後編:『6』~『7』】”. Game*Spark. 2021年1月23日閲覧。
  5. ^ a b 「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」,世界累計出荷本数が400万本を突破。シリーズ累計は1800万本を達成”. 4gamer.net (2022年11月17日). 2022年11月21日閲覧。
  6. ^ 『エースコンバット 7』XB1/Steamでも発売!サブタイトルは「SKIES UNKNOWN」に - Game*Spark 2017年1月26日
  7. ^ 2017年1月26日にサブタイトルが正式発表され、同時にXbox One及びSteamでの配信も決定した。
  8. ^ 『エースコンバット』新作プロジェクトの始動を発表。『エースコンバット7』今後のアップデート&新DLCも公開 - ファミ通.com 2021年8月19日(2021年8月22日閲覧)
  9. ^ バンダイナムコエンターテインメントとゲーム・映像制作会社イルカ 新会社「株式会社バンダイナムコエイセス」設立~フォトリアルな表現を追求したハイエンドなゲーム開発力を強化~ - バンダイナムコエンターテインメント・イルカ 2022年7月1日
  10. ^ エースコンバット7公式サイト WORLD”. バンダイナムコエンターテインメント. 2021年1月12日閲覧。
  11. ^ 「エースコンバット」ほぼ全作を通して劇中の戦史&技術史を振り返る。エルジアの無人機はベルカの技術……ってどういうこと?”. 4Gamer.net. 2021年2月12日閲覧。
  12. ^ The PlayStation編集部、アミューズメント書籍編集部 『The PlayStation BOOKS エースコンバット パーフェクトガイド』 ソフトバンク株式会社、〈The PlayStation BOOKS〉、1995年8月1日、91頁、ISBN 4-89052-752-4
  13. ^ CB's PROJECT編著 『エースコンバット3 エレクトロスフィア ミッション&ワールドビュウ』 株式会社ナムコ、〈じゅげむBOOKS PlayStation〉、1999年9月17日、178頁、ISBN 4-88991-892-2
  14. ^ GAZE 2020年7月10日号特集:「戦争の英雄達:環太平洋戦争機密文書解除」”. バンダイナムコエンターテインメント. 2021年2月12日閲覧。
  15. ^ 「ACE COMBAT ASSAULT HOLIZON」,河野一聡氏をはじめとした6人のコアスタッフにインタビュー”. 4Gamer.net (2011年8月4日). 2021年2月12日閲覧。
  16. ^ 『ナムコ公式ガイドブック エースコンバット2』 株式会社ナムコ、1997年5月30日、006頁、090頁、136頁、137頁
  17. ^ 機体構成はF-15S/MTDに類似しているものの、翼やエンジンノズルがF-22に近い形状となっている他、艦上戦闘機して扱われているなど、実在の機体とは異なる特徴を有する
  18. ^ 名前こそF-15 ACTIVEとなっているが、排気ノズルは三次元偏向ノズルではなくS/MTDと同様の二次元式であり、更に実機では存在しない単座型となっている。
  19. ^ 欧州版ではBの表記が消えており、ラファール(Rafale)という名称で登場する。また、PS4移植版で欧州版に合わせて他の地域にもBを消した名称に修正されている。
  20. ^ 日本防衛装備庁が開発中(2016年3月現在)の先進技術実証機「ATD-X」を実戦配備仕様に再設計したという想定の機体。機体デザインは防衛省技術研究本部(当時・現在は前述の防衛装備庁)の協力を得てPROJECT ACESにより行われている。現実世界における実機が存在しない機体ではあるが、作品内、特にランキングイベントの参加対象機区分ではモデル機に準じ実在機として扱われている。
  21. ^ 現実世界における実機は開発計画がキャンセルされ机上プランのみとなっているが、登場作品内、特に「∞」におけるランキングイベントの参加対象機区分では実在機として扱われている。
  22. ^ 敵機としてのみ
  23. ^ 本シリーズでは何故か機体解説にて“ベルクート”と表記されているがこれは誤り
  24. ^ 現実世界における本機はMFI計画における概念設計のみが存在し、実機が製作されたのはその概念実証機であるSu-47であるが、登場作品内ではSu-47とは別個の実在機として扱われている。
  25. ^ 現実世界における機体呼称の変更に即して登場作品内での機体呼称及び表記も順次改められている。『AH』『3D』では「PAK-FA」、『∞』以降は「T-50」。
  26. ^ a b 友軍機としてのみ。
  27. ^ 外見はサーチャーに酷似しているが、細部のディテールが実機と異なっている。
  28. ^ ゲーム本編では一貫してunknown表示
  29. ^ 「エースコンバット」公式サイト“ACES WEB”,Flash Playerのサポート終了に伴い一部作品のページが12月25日17時をもって閲覧不可に”. 4gamer.net. 2020年12月28日閲覧。
  30. ^ 「ACE COMBAT」シリーズの公式YouTubeチャンネル「ACE COMBAT Channel」が開設。シリーズの楽曲を手掛ける小林啓樹氏の生演奏が公開”. 4gamer.net. 2020年8月2日閲覧。
  31. ^ ACE COMBAT INFINITY「XFA-27」プラモデル発売です! - 壽!!プラモLABO(コトブキヤ公式) 2018年10月25日(2018年10月25日閲覧)
  32. ^ コトブキヤ公式Twitterでの発言(X-02S)(2019年2月10日閲覧)
  33. ^ ACE COMBAT 7「X-02S」プラモデルいよいよ発売です! - 壽!!プラモLABO(コトブキヤ公式) 2019年11月25日(2019年11月26日閲覧)
  34. ^ コトブキヤ公式Twitterでの発言(ADF-11F(仮称))(2019年2月10日閲覧)
  35. ^ 「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」に登場する「ADF-11F」と「ADFX-10F」がプラモデル化。2020年3月に発売決定 - 4gamer.net 2019年10月24日(2019年10月27日閲覧)
  36. ^ エースコンバット小説化決定!!|ナガセ、「エースコンバット アサルト・ホライゾン」を奪取します。
  37. ^ エースコンバット イカロス・イン・ザ・スカイ|エースコンバット アサルト・ホライゾン
  38. ^ 「プロジェクト・エイセス開発」と発表されたが、のちに嘘だった事が発覚。詳細は当該ページを参照。






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