エレクトリックベース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/29 00:12 UTC 版)
コントラバスとの比較
エレキベースは、音域や演奏上のパートから見ればコントラバスの電気信号型と見なすこともできるが、その用途、構造、形状、発音方式、増幅方式などは概ねエレキギターに準じており、実態は低音域を演奏することに特化したエレキギターとも言える。
エレキベースとコントラバスの主な違いは以下の通り:
コントラバス | エレキベース | 備考 | |
---|---|---|---|
サイズ | ・等身大ほどの大きさ |
・通常のギターとほぼ同等 [1] |
両者は弦長(スケール)が異なる為に、指板を押さえるポイントが異なる。またテンションが違う為に演奏性や音質が異なる。 |
演奏形態 | ・楽器脇に立って弾く ・専用の椅子に座って弾く |
・立って肩から吊るして弾く ・着席し膝の上に乗せて弾く |
アコースティック・ベースもエレキベースと同様。 |
奏法 | ・ボウイング ・ピッツィカート ・スラッピング ・グリッサンド ・タッピング |
・ピッキング ・スラッピング ・タッピング ・グリッサンド |
独特の音響効果を得るためにエレキギターでボウイングをすることは稀にあるが、エレキベースでボウイングをすることはまずない。 |
フレット | ・ない | ・ある [2] | フェンダー社最古のエレキベース商標は「プレシジョン・ベース」である。「プレシジョン」とは英語で「正確」という意味で、フレットを付けたことにより誰でも容易に正確な音程を出せるようになったことを表した命名である。コントラバスにはフレットがないので、ある程度の修練を積んだ者でなければ正確な音程で弾くことは難しい。 |
2. ^ ただしフレットのついていない特殊なエレキベースも存在する(詳細は「フレットレス ベース」の項を参照)。
注釈
出典
- ^ エレキベースとはどういう楽器? - ベースの初心者
- ^ <Cap, Ariane (2018). Music Theory for the Bass Player: A Comprehensive and Hands-on Guide to Playing with More Confidence and Freedom. CapCat Music Media. p. 10. ISBN 978-0-9967276-3-1. Retrieved May 12, 2020.
- ^ ベース弦はなぜ高い?メーカーさんに直接聞いてみた - RAG MUSIC 楽器入門 楽器をもっと楽しむWebマガジン
- ^ “フェンダーベースの特徴と種類別おすすめベース5選+弦・アンプ”. ピカップ. 2018年9月21日閲覧。
- ^ “About | Fender Musical Instruments”. 2018年9月21日閲覧。
- ^ エレキベースのメーカー - ベースの初心者
- ^ “Ohio Players bassist Marshall Jones dies at 75”. Philadelphia Tribune. (2016年5月27日) 2021年9月8日閲覧。
- ^ アンディ・フレイザー ディスコグラフィ 2021年8月7日閲覧
- ^ “Grand Funk Railroad”. NME. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “Mel Schacher”. Theamericanband.com. 2021年8月7日閲覧。
- ^ 世界の有名ベーシスト スタジオラグへおこしやす
- ^ 『ビートルズ・ロック・ベース教室』シンコー・ミュージック、初版、1996年8月12日。45頁。ISBN 4-401-12023-X。
- ^ heymusic (2021年8月22日). “ベースのボディ構造について〜ソリッド・ホロウ・セミホロウ〜写真でチェック♪”. Bass-the-World~ベースザワールド~. 2023年4月27日閲覧。
- ^ “フレットレスベースの魅力!〜演奏音源を聴いてみよう♪〜”. Bass-the-World~ベースザワールド~ (2020年4月21日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ a b “《さあ、スタートラインへ》ベースの種類と選び方”. ベース博士. 2023年4月27日閲覧。
- 1 エレクトリックベースとは
- 2 エレクトリックベースの概要
- 3 コントラバスとの比較
- 4 エレキベースの種類
- 5 脚注
エレクトリックベースと同じ種類の言葉
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