エルヴィン・レンドヴァイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 05:57 UTC 版)
略歴
ブダペスト王立音楽院にてハンス・ケスラーに師事。修了後にミラノのロッシーニ国立音楽院 に留学した。1906年よりドイツに移住し、教育活動に入る。1913年から1914年までヘレラウのジャック=ダルクローズ研究所で教鞭を執り、同地で写真家のエルナ・ディルクセンと結婚した。1914年から1920年までベルリンのクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院で作曲法を指導し、1923年にはハンブルクの国民音楽学校で合唱を指導した。コブレンツの合唱協会でも指揮者となり、ミュンヘンの民間の合唱団も指揮した。1929年にはアルノルト・シェーンベルクの合唱曲《倖せ(Glück)》作品35-4を初演した。
1933年にナチス政権によってドイツからの出国を余儀なくされると、その後はイングランドに移住してケニングホールで音楽教師として働いた。戦後はハンガリーに帰国して、ジェール音楽院の院長を務める。この間にバルトーク・ベーラの作品に興味を寄せるようになった。
作品
1916年にゲルハルト・ハウプトマンの原作によって唯一のオペラ《エルガ(Elga)》を作曲した。その他の代表作に、祝典音楽《民衆の自由(Völkerfreiheit)》(1930年)、交響曲、《古風な舞曲》、《管弦楽のためのスケルツォ》、《オルガンのための3つの小品》作品4があり、さらに室内楽曲、合唱曲、歌曲も手懸けた。
- 1 エルヴィン・レンドヴァイとは
- 2 エルヴィン・レンドヴァイの概要
- 3 参考資料
固有名詞の分類
近現代の作曲家 |
ディミトリ・ミトロプーロス 天野正道 エルヴィン・レンドヴァイ アルバート・コーツ ジョゼフ・ジョンゲン |
ハンガリーの作曲家 |
シャンドル・カロシュ シャーリ・ラースロー エルヴィン・レンドヴァイ イェネー・フバイ エドウィン・マートン |
ハンガリーの指揮者 |
ゾルターン・ペシュコー シャーンドル・ヴェーグ エルヴィン・レンドヴァイ ゾルターン・ロズニャイ ジョージ・セル |
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