イースI・II
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イースI・IIエターナルストーリー
『イースI・IIエターナルストーリー(I・IIES)』はWin版『イースI・II完全版(I・IIC)』を元としてPS2に移植された作品である。「Ys I・II ETERNAL STORY」、「Ys I ETERNAL」、「Ys II ETERNAL」の3種類のモードが用意されている。それぞれのモードは独立しているため、当然「IEモード」をクリアしなくても「IIEモード」をはじめる事が可能である。
なお、「Ys I ETERNAL」・「Ys II ETERNAL」の両モードはWinの『I・IIC』からのほぼ忠実な移植のため、詳細についてはそれぞれ『イースI#イースエターナル・イースI完全版』、『イースII#イースIIエターナル・イースII完全版』の項を参照。
Ys I・II ETERNAL STORY
PS2 オリジナルのモード。完全版を元としながら、PS2独自のアレンジが加えられている。PCE版と同じく『I』と『II』を一つのゲームにまとめている様に見えるが、ステータス等はいっさい持ち越される事はない。なおアイテムは「イースの本」6冊と「夢見る宝石」が引き継がれるが、「イースの本」は元々『II』における最初からの所持品であり、「夢見る宝石」はゲームには直接関係ないおまけ要素に関わるアイテムである。『I』と『II』を繋げているのは「『I』をクリアしないと『II』を始められない」と言う点だけであり、事実上2作は独立した別個のゲームである。
イースI・II完全版からの変更
- 声優による演出
- 主要キャラクターに声優によって声があてがわれた(グラフィックはそのまま)。
- レベル
- エターナルストーリーモードにおいては、レベルが上昇すると同じ敵を倒した場合に獲得できる経験値が半減する仕様(レベル制限)の廃止及び、『I』のレベルの最高値が50に変更され、中盤で最高レベルに到達する事がなくなった。また『II』部分は最高値が99に変更されている。但し、各エターナルモードでは完全版からの変更はない。
- 武器・リング・アクセサリの特殊効果
- 武器・リング・アクセサリにそれぞれ特殊効果が追加された。
- 武器
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- 素手
- 攻撃後の間合いが最小になる。
- SHORT SWORD
- 半キャラずらしで敵の動きが鈍くなっていく。また背後からの攻撃で一撃で停止させることが出来る。
- LONG SWORD
- 一定の確率でクリティカルヒットが発動する。
- TALWARL / HYPER CUTTER
- 敵を即死させる事がある。
- FLAME SWORD / BATTLE SWORD
- ダメージ受けた際にカウンター攻撃。
- SILVER SWORD
- 回避率が上がる。
- CLELIA SWORD
- 特殊効果なし。
- リング / アクセサリ
- 敵からのダメージを受けずに、敵に攻撃を与え続ける事によって新たなステータスCOMBOの値が上昇し、このCOMBO値に応じ、以下に示したリング・アクセサリの特殊効果が発揮される。COMBO値は敵からの攻撃を受けると0に戻る。
- 非装備
- 取得できる経験値・お金が増加。
- パワーリング / 鷹の彫像
- 攻撃力が増加。
- リングメイル / 精霊の衣
- 防御力が増加。
- タイマーリング / クレリアの指輪
- 回避率が増加。
- ヒールリング / やすらぎの指輪
- HPとMPが回復。
- イビルリング / 隼の彫像
- 攻撃力が増加。
- 夢の世界
- 新アイテム『夢見る宝石』を装備する事により、夢の世界に入る事が出来る。この夢の世界はイラスト・ミュージックギャラリーとなっており条件を満たす事によって見られるイラスト、聞ける曲が増えていく。なお夢の世界に住む天才芸術家姉妹が絵を描き、曲を作曲するという設定になっており、彼女らの創作意欲を湧かせる必要がある。姉で天才画家のミシャに専用アイテムを見せることによってミシャが絵を描きイラストが増え、妹で天才音楽家のジャンヌにアドルの冒険譚を聞かせることによって、ジャンヌが作曲をし、曲が増える。
- 夢の世界に関わる Ys I・II ETERNAL STORY専用追加アイテム
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- 夢見る宝石
- 開始直後に自動的に手に入る。回復可能なフィールドにおいて装備し、しばらく立ち止まっていると夢の世界に入る事が出来る。「イースの本」以外で唯一『I』から『II』に引き継がれるアイテム。
- 貝殻・イヤリング・花嫁のブーケ・ぬいぐるみetc.
- ミシャに見せることによって見られるイラストが増える。
声の出演
主な開発スタッフ
- ディレクター / プランニング:安宅元也
- プログラム:山岸一弥・大囿祐示・木須浩司
- デザイン:横山智美・千頭元・渡邉均
- 開発プロデューサー:千頭元
- 開発エグゼクティブプロデューサー:佐藤良典
注釈
- ^ 『I』と『II』のストーリー的な区切りは本作でも残されているが、違和感のない形で繋がるような演出構成になっている。
- ^ 2019年1月31日をもってWii版VC自体がサービスを終了したため、現在は新規ダウンロード・購入不可。
- ^ 米光はこのPerfectCollectionについて、「アルバムが売れたので真面目にやればよかった」と発言している[要出典]。
- ^ 岩崎啓眞はこれについて「『I』と『II』をまったく同じシステムでいけるようバランスを全面調整した。PCエンジン版はPC版とはバランス的に全然別物になっている」と証言している。
- ^ これについては、オリジナルのスタッフは嵐について雰囲気程度にしか考えていなかったらしい[5]。
- ^ 岩崎啓眞はこれについて「とあるアイテムの入手を必須にするための理由付けとして一番自然であり、またその部分以外に影響を及ぼさない手法である」と証言している[6]。
- ^ 岩崎啓眞はこれについて「IIの最終盤でそのアイテムが再登場する際に矛盾が発生しないようにするためのアレンジである」と証言している。また、このアレンジの影響としてあるキャラが生存するように変更されたとも証言している[6]。
- ^ 開発に限れば、1997年にビクターからセガサターン向けに販売された『ファルコムクラシックス』収録版がある。
- ^ PC-88でまれに起きるバグ修正、およびダルク・ファクト戦で流れるVGM「Final Battle」が、PC-88版かFM77AV版か、どちらかを事前に選択できる程度の違い。
出典
- ^ @snapwithの2020年4月11日のツイート、2020年4月12日閲覧。
- ^ 『ユーズド・ゲームズ』Vol.12「今と昔をリンクする 突撃!クリエイター列伝!!」、キルタイムコミュニケーション、1999年。
- ^ 1989年6月 - レベルを統合すると決める(Colorful Pieces of Game)
- ^ 1989年7月 - バランスを取り直しつつ、ボスの調整を始める(1)(Colorful Pieces of Game)
- ^ オリジナルスタッフのイースの設定(アドルがつくまで)(Colorful Pieces of Game)
- ^ a b 1989年6月 - お礼に一曲吹きましょう(Colorful Pieces of Game)
- ^ 『4Gamer.net』2009年3月7日。
- ^ 日本ファルコム『IR情報』2009年3月19日。
- ^ 『4Gamer.net』3月19日。
- ^ 『GAME Watch』3月19日。
- ^ a b c 公式サイト。
- ^ 日本ファルコム『IR情報』2009年6月5日。
- ^ “クラウドゲームサービス「ジークラウド」あらため「GameNow」のサービスが本日開始。「イースI 完全版」など計26作品をAndroid端末で楽しめる”. 4gamer.net (2013年4月30日). 2016年2月24日閲覧。
- ^ “クラウドゲーム機“G-cluster”が6月20日発売決定、月額プランが最大2ヶ月無料になるキャンペーンも”. ファミ通.com (2013年5月27日). 2016年2月24日閲覧。
- ^ “2021年にX68000向けフロッピー版「イース I&II」が何故発売されるのか”. GAME Watch(株式会社インプレス) (2021年1月8日). 2021年1月8日閲覧。
イースIII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 04:45 UTC 版)
『イースIII』(イーススリー、Ys-III)とは、日本ファルコムのアクションロールプレイングゲーム (ARPG)、イースシリーズの第3作目。
注釈
出典
- ^ ワンダラーズ フロム イース
- ^ 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p33
- 1 イースIIIとは
- 2 イースIIIの概要
- 3 概要
- 4 ゲームシステム
- 5 主な登場人物
- 6 脚注
固有名詞の分類
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