アピトン アピトンの概要

アピトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 09:32 UTC 版)

材質

日本には同じフタバガキ科のラワンメランチ類に次ぎ大量に[2]、主にフィリピンインドネシアから南洋材の一つとして輸入されてきた。散孔材で心材は暗赤褐色、木利は通直で、材はラワンより重厚である。用途はフローリング材、トラック貨車などの板材などに利用されている[3][4]

気乾比重0.65-0.85[2]とやや重硬で多くは沈木、シリカを含み、心割れを生じやすい[1]。耐久性は樹種により差があり、抗虫性大[1]。重構造、船舶車両埠頭橋梁建築、床板、実用家具、合板に用いられる[1]。ただ材面からヤニが出やすく、実のところ家具には適さない[2]

脚注

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関連項目


  1. ^ a b c d e f g 熱帯植物研究会 編 編「クルイン, アピトン Dipterocarpus 属」 『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、96頁。ISBN 4-924395-03-X 
  2. ^ a b c 緒方, 健フタバガキ(双葉柿)」 『世界大百科事典』(第2版)平凡社、2000年https://kotobank.jp/word/apitong-1220742  (CD-ROM)
  3. ^ 平井信二「アピトン」『新版 林業百科事典』第2版第5刷 p11-12 日本林業技術協会 1984年(昭和59年)発行
  4. ^ アピトン”. アピトン市場. 2020年4月29日閲覧。


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