アオジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/15 00:43 UTC 版)
亜種
亜種には以下の3つがある[5]
- アオジE. s. personata Temminck, 1836
- (亜種和名なし) E. s. sordida Blyth, 1845
- シベリアアオジ E. s. spodocephala Pallas, 1776
なお、亜種 E. s. sordida の亜種和名をカラアオジとする文献があり[6]、この亜種和名を使った例はインターネット上にも印刷物にも、しばしばみられる。しかし、カラアオジという亜種和名はもともと E. s. extremi-orientis に対してつけられた和名であるので[7][8]、E. s. sordida の和名をカラアオジとするのは混乱のもとであり、好ましくないだろう。亜種 E. s. extremi-orientis については、現在ではこれを基亜種 E. s. spodocephala の後行シノニムとみなして亜種として認めない説が一般的である。
近縁種
ノジコ (オス)
種の保全状況評価
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている[1]。
アオジE. s. personataは、日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている[9]。
脚注
- ^ a b “IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2. (Emberiza spodocephala)” (英語). IUCN. 2012年1月16日閲覧。
- ^ 野山の鳥 (2000)、122-123頁
- ^ a b c ひと目でわかる野鳥 (2010)、211頁
- ^ a b 庭で楽しむ野鳥の本 (2007)、48-49頁
- ^ “Emberiza spodocephala Pallas, 1776” (英語). ITIS. 2012年1月16日閲覧。
- ^ 形態と識別30 アオジ (1995)
- ^ 改訂日本鳥類目録 (1932)
- ^ 日本の鳥類と其生態 I (1934)
- ^ “日本のレッドデータ検索システム(アオジ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2012年1月6日閲覧。
アオジと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- アオジのページへのリンク