モル数とは? わかりやすく解説

物質量

(モル数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 07:56 UTC 版)

物質量
amount of substance
量記号 n
次元 N
種類 スカラー
SI単位 モル(mol)
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物質量(ぶっしつりょう、英語: amount of substance)は、物質の量を表す物理量のひとつ[注 1]である[1]。系の物質量(記号は n)は、特定された要素粒子の数の尺度である[2]要素粒子英語: elementary entity)は、原子、分子、イオン、電子、その他の粒子、あるいは、粒子の集合体のいずれであってもよい。

物質量は1971年に国際単位系 (SI) の7番目の基本量に定められた。表記する場合は、量記号はイタリック体の n、量の次元の記号はサンセリフ立体の N が推奨されている[3]。物質量のSI単位はモルであり、単位記号は mol である。熱力学的な状態量として見れば示量性状態量に分類される。

定義

物質量は、要素粒子の個数に比例する。ある物質の物質量を求めるには、まずその物質の要素粒子を指定しなければならない。化学式 X で指定される要素粒子を以下、要素粒子 X と記す。

要素粒子 X の個数を N(X)、アボガドロ定数を NA とすれば、物質量 n(X) は次の式で定義される。


モル数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 08:44 UTC 版)

物質量」の記事における「モル数」の解説

物質量は、古くはモル数(もるすう、英語: number of moles)と呼ばれていた。「グラム数」を「質量」の同義語として使うべきではないのと同様に物質量SI基本量定められ現代においては「物質量」を指して「モル数」と呼ぶべきではない、とされている。 ただし、物質量分率 (英語: amount-of-substance fraction, amount fraction) と呼ぶべき量をモル分率 (英語: mole fraction) と呼ぶことは、2009年現在認められている。 物質量の比をモル比 (もるひ、英語: mole ratio) と呼ぶ。化学反応式係数の比は、反応関与する物質モル比に等しい。

※この「モル数」の解説は、「物質量」の解説の一部です。
「モル数」を含む「物質量」の記事については、「物質量」の概要を参照ください。

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