フルーツブランデー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/11 19:50 UTC 版)
フルーツブランデー(英語: fruit brandy、fruit spirit)は、果物を原料とする蒸留酒の総称。
一般的にはブドウを原料とするグレープブランデーは含めない[1][2]。リンゴを原料とするアップルブランデーも除外されることがある[2]。
「ブランデー」は果実酒を蒸留してつくった酒の総称であり、ブドウを原料とするグレープブランデーと、ブドウ以外の果実を原料とするフルーツブランデーとに大別される[1]。
無色透明であることが多く、風味は千差万別であり、原料となった果物とは異なる香りがあり、指摘されれば原料の果物の存在がわかることもある[2]。
フルーツブランデーとしては以下のようなものが知られる。
- リンゴ - カルヴァドス[1][2][3]、アップルジャック[2]
- サクランボ[2] - キルシュヴァッサー[1][3]
- プラム[2] - スリヴォヴィッツ[3]
- 洋ナシ[2] - ポワール・ウィリアムス[3]
- 木イチゴ[2] - クレーム・ド・フランボワーズ[3]
日本においては、カットしたフルーツをブランデーに漬け込んだ酒を「フルーツブランデー」と呼ぶこともある[4][5][6]。
出典
- ^ a b c d 「ブランデー」『カクテルの図鑑』マイナビ、2013年、183頁。ISBN 978-4839946234。
- ^ a b c d e f g h i 酒井俊治「ブランデー・その他のブランデー」『塾長の酒百科 心も酔える魅力的なお酒の教科書』文芸社、2017年。 ISBN 978-4286181240。
- ^ a b c d e 上田和男「ぶどう以外のおもな果実蒸留酒」『洋酒手帳』東京書籍、2011年、134頁。 ISBN 978-4487804528。
- ^ “自家製フルーツブランデーのレシピ”. サントリー. 2025年3月5日閲覧。
- ^ 宅のみお (2024年2月18日). “何カ月も寝かさなくても大丈夫!漬け込んで1日で飲める「自家製フルーツブランデー」試してみた”. Yahoo!ニュース. 2025年3月5日閲覧。
- ^ 諏訪野亜実 (2014年6月10日). “梅酒ソムリエに教わる! 今が旬の梅を使った「フルーツブランデー」の作り方”. マイナビウーマン. 2025年3月5日閲覧。
外部リンク
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